ポッドスラーピング(Podslurping)とは、大容量データが保存可能なiPodのような携帯音楽プレーヤーを社内のクライアントPCに接続し、特殊なソフトウェアを使って、機密情報を含むドキュメントファイルを盗み出す行為のことです。


 「スラーピング(slurping)」とは、英語で「一気飲み」を意味します。100MB程度のデータならわずか1~2分という速さで一気に抽出可能なため、この名が付けられたようです。



 小型ポータブルオーディオプレイヤーは、パソコンからデータをダウンロードして保存でき、ほとんどの場合は音楽データファイルがダウンロードされ、ポッドキャスティングなどの形態で楽しまれています。しかし、再生ができないだけで、文書データなどを保存することもできる外部記憶装置としての性格を十分に果たすことができる。
 充電やデータ転送のために携帯音楽プレーヤーを社内のPCに接続している光景は今や珍しいものではない。しかし、実はそうしていつの間にか企業の機密情報を根こそぎ吸い上げられてしまっているというような事態が、近く起こるかもしれません。



 現在のところ、ポッドスラーピングによる情報漏洩の被害はまだそれほど報告されてはいませんが、2006年の初め頃から、米国のセキュリティ専門家が、iPodでドキュメントファイルを盗み出すことが可能であることを自作のソフトウェアを使って立証し、その危険性を指摘している。