このブログでは、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)と診断された娘について
主に、過去を振り返りながら記録を書いています。
娘の血小板の値は上下しつつも、夏頃にはそれなりにコンスタントに学校に通えるようになりました。
5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行したこともあり、
小学校のイベントも、以前に近い形までもどってきていました。
そんな中、久しぶりの土曜参観の案内が来ました![]()
しかも、参加者の人数制限も緩和され、両親が参加できるそうなのです![]()
(コロナ中は子供1人につき保護者1人までという制限がありました)
娘はコンスタントに学校に通っていましたが、体育など一部活動の制限があり、また、頻繁に外来のため遅刻欠席を繰り返していましたので
学校でイジメの対象になっていないか?
辛い思いをしていないか?
少しだけ心配していました。
授業参観で少しでも無理の様子がわかれば、と思い
私と旦那2人揃って参加する事にしました。
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授業参観当日、娘のクラスに行くと、クラスの半分ほどの保護者が来ていました。
今日の授業は国語の俳句で、
それぞれが考えた夏の俳句をグループ内で披露して
みんなで感想を言い合うというものでした。
娘はというと…
熱帯夜に家でメロンを食べる
という内容の俳句を披露しておりました![]()
確かに我が家は毎年夏に、ふるさと納税で届くメロンを食べています。
ただ、それは本当に毎年一回の贅沢イベントでして…
しかもふるさと納税だし…
もっといろんな思い出あるじゃんー![]()
なんでメロン?
隣にいた旦那と2人で、思わず苦笑いです![]()
念の為…
メロンは夏の季語なので、コンセプトとしては間違いではなかったようです。
子供達の俳句は本当に個性的で、大人も思わず唸るような作品がたくさんありました。
グループ活動が終わると、ぜひみんなに見てほしい作品があったグループは、推薦してください!
という先生の指示があり、たくさんの子供達が元気に手を挙げました。
なんだかとても元気で、良い雰囲気のクラスです![]()
そして、いくつかの作品が披露されたのですが、その中でも群を抜いてクラス中の注目を集めた作品が
扇風機の前に顔を近づけて
「あああああ」
って言う
というエピソードをよんだものでした。
「あああああ」
と書かれた紙を黒板に貼りつけた瞬間、どよめきが起こり
発表をすると、保護者も含めたクラス中が爆笑の渦に包まれました![]()
さらに、
担任の先生が、「あああああ」の作者の保護者にインタビューを敢行し
恥ずかしそうに受け答えするお母さんとのやりとりを聞き
クラス中が爆笑と拍手の渦に包まれました![]()
一通り大喜利大会のような発表会が終わると、
最後に先生が、
「先生の好きな俳句を紹介します」
と言い、松尾芭蕉の俳句を黒板に貼り出しました。
この後、先生はこの俳句の説明をしようと思っていたようですが、子供達は一斉に
「先生、松尾芭蕉っていう人すきなの?」
「推し?」![]()
「先生推し活してるの?」![]()
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子供達大爆笑です。
松尾芭蕉推し、という現代っ子的な発想に
見ている保護者も笑いを堪えられず
教室全体が、わーーっと湧きました![]()
大笑いしているうちに、授業参観はあっという間におわりました。
今までも何度か授業参観に参加した事がありますが、
こんなに盛り上がった授業参観は初めてでした。
本当に良い雰囲気のクラスです。
この雰囲気を作り上げた先生は本当にすごいなと、心から尊敬しています。
そして、このクラスだったら、絶対にイジメはないな、と確信しました。
良いクラスに恵まれて、本当に良かったです。
少し前まで入院していて、これからどうなるかもわからなかった娘ですが、体調が万全ではないながらも学校に通えて
こんな素敵なクラスに恵まれて
親として、感無量な一日でした。
回顧録 27. に続きます。
今日も読んでくださり、ありがとうございました!