骨髄穿刺の麻酔の効果が続いており、なかなか目覚めない娘を見守りながら、私はぐるぐると色々なことを考えていました。
娘の診断はどうなるのか?
この入院はいつまで続くのか?
片道1時間かかる病院、そもそも今日どうやって帰るのか?
明日から、12-20時の間は病院にいることになるが、家はどうするのか?
仕事はほんとうに退職するしかないのか?
考えれば考えるほど不安しかありませんでしたが、
目の前で眠っている娘は、今この瞬間も頑張っています。
そうだ、やれる事はすべてやろう!最善を尽くしてダメだったらその時考えればいいさ
私の中で何かが吹っ切れました。
そして、不安を払拭するように、私は今日会社で出られなかった会議の録音を聞き始めました。
会議が終わる頃、娘が麻酔から覚めました。
まだぼーっとしていましたが、そんなに痛みが強くはないようで、少しホッとしました。
夕飯が運ばれてくると、娘はメニューのトマトスープに大はしゃぎでした。
「ママこれ美味しい!こっちの病院の方がご飯好きかも」
転院後初めて、良い事があったようです。
その後、20時まで病院で娘とお話ししながら過ごし、また明日12時に来ることを約束し、私は帰路に着きました。
病院から出ると、私は猛ダッシュで最寄駅を探し、来た電車に飛び乗りました。
何故なら、この後22時から英会話のレッスンが予定されていたのです。
不運なことに、今日から会社の自己啓発制度を利用した英会話のクラスが開講することになっていたのです
正直しんどいです。
でもさっき、やれる事はやると決めました!
頑張るしかありません。
結局、21時半頃に自宅に着き、猛ダッシュでカップラーメンをかきこみ、22時から英会話のレッスンを受けました
本当に、長い長い一日でした。
回顧録 17. に続きます。