回顧録 10. で、娘の歯がグラグラしているという話をしましたが、そのタイミングで口の中をよく見たら、無数の粘膜出血がありました。
以前、お医者さんからも、粘膜出血は受診のサインと言われていたことを思い出し、なんだか暗い気持ちになりつつも、もう迷いはなかったので、以前通っていた総合病院に電話をかけました。
その日は土曜日でしたが、「すぐに来てください」と言われ、娘と2人で救急外来に向かいました。
娘は割と楽観的で、病院の近くに新しくできたバーガーキングを見つけると、病院終わったら帰りに寄ろう!と、大はしゃぎでした。
病院に着くと、すぐに呼ばれ、一通り問診があり、その後すぐに採血となりました。
血液検査をするだけのはずなのに、なぜかルートを取られました。そして、検査の待ち時間の間に、入院に手続きに必要な書類一式の記入を求められました。
え?
まだ検査結果出てないですが…?
何も言われていませんが、この後バーガーキングに行けない事だけは察しました。
検査の結果、娘の血小板は、3,000/μLまで下がっていました。
「今から入院して治療しましょう」
医師の言葉を聞き、娘は泣き始めました。すると、みるみるうちに、顔面に細かい点状出血ができ始めました。私は、なだめるというより、点状出血が広がっているのを見るのが怖くて、一生懸命娘をなだめました。
泣いた衝撃で出血するなんて、正直、信じられませんでした
泣くだけで出血してしまうことや、
検査の結果が出る前から入院の手続きを求められたことや、
その他色々ありすぎましたが…
親子共に気持ちを整理するまもなく、私たちは約3年前にお世話になった小児病棟に向かいました。