僕が見た永田町~素人しか変えられない~⑰ | 伊藤ようすけオフィシャルブログ Powered by Ameba

僕が見た永田町~素人しか変えられない~⑰

オープンエントリー結果発表から一夜明けた5月12日。伊藤ようすけ事務所には、朝からスタッフが詰めかけ、早速来る7月10日に向けての会議が行われた。

参議院比例区の投票方法は、ここでも何度か触れているように国民にまだまだ周知徹底されていない。(大問題だと思うが、候補者である僕に、それを批判する資格はない)
投票用紙には、政党名もしくは候補者の名前を書くことを知らない人がまだまだ多いのだ。(衆議院の場合とごっちゃにしている方が多いように思う)
結果についても、当落の詳細について理解している人は少ないように思う。
この場で、少し説明をしたい。
例えば、前回伊藤洋介が獲得した票は37423票。
万一、維新もしくは公明党からの公認を受けて立候補していた場合は何と当選していたことになる。
ちなみに自民党であれば77000票、民主党にいたっては140000票の票を獲得しなければ当選とはならなかった。
つまりは、どの政党から公認を受けて立候補したかによって、当選するために必要な獲得票数が異なってくるのだ。
しかも、このボーダーラインは選挙の度毎に、大きくぶれる。

会議の結果、我々事務所では、今回の獲得目標票数を10万票に設定した。
よほどのことが起きない限り、この票数を獲得すれば、自民党公認候補者として、晴れて当選できるとの読みだ。
今後は、法に触れることなく、何が何でも10万人の人に、投票用紙に「伊藤ようすけ」と書いてもらえるように、様々な施策を打っていかなければならない。
一口に10万票といっても、途方もない数字だ。
東京ドーム収容人数の2倍強。
ネットだけで戦った前回と比較しても、約2.7倍。
オープンエントリーの総投票数が約28000票で、このうち僕が獲得した票数が半分の14000票だったとすれば、後86000票も足りないことになる。(オープンエントリーの結果については、最上位から5位までの名前だけが公表され、実際にそれぞれが何票が獲得したかは、公表されなかった)
2013年の反省を踏まえ、ネットに加えて、所謂ドブ板選挙も徹底的にやるつもりではあったが、果たしてこれほどの票を積み上げることは可能なのだろうか。
正直、自信はなかったが、やるしかない。

実は僕はその活路を、前々から自民党所属の国会議員及び、各自治体の議員の方々の協力に見いだせないかと考えていた。
支持母体を持たない僕にとって、いかにして無党派層を取り込むかはもちろん大切なことだが、元来選挙にさほど興味のない人たちに投票所に足を運んでもらった上で、その場で「伊藤ようすけ」と書いてもらうことは、やはり至難の業だ。
であれば、既に有権者から名前を書いてもらった実績のある方々の力を貸してもらった方がより効率的なのでは?と考えたのだ。
とりわけ後者については、前回の選挙では全く考えもつかなかった。恥ずかしながら・・・。
1年程前のことだったか。
とある都議会議員の方にこんな話を聞いた。
「選挙区から選出されている国会議員の人って、我々自治体の議員には頭が上がらないんですよ。だって、そうでしょ!彼らが当選するための票を実際に汗水たらして、集めているのは僕達ですからね」

⑱に続く。