戦いを終えて⑥

幸せって何か・・・。

今回の選挙戦を通じて、とりわけ地方を回るうちに僕が一番考えさせられたことです。

高校までを関西で過ごし、大学入学と同時に上京した以後ずっと東京暮らしの僕の価値観は、いわゆる都会で形成されたものです。したがって日本は広いという現実を鑑みると、それは特殊なものだと言わざるをえないわけですが、そんな当たり前のことに今更ながら気付かされました。

年齢も性別も、住んでる場所も、仕事も、家族形成も、趣味も、起きる時間も、寝る時間も、全てが異なる人間に、画一的な価値観なんて存在するわけがありません。

当然、幸せの形だって様々でしょう。

お金がいっぱいあることを幸せだと感じる人もいれば、子供がすくすく育ってくれればそれでいいという人もいる。３食きちんと食べられて、雨風をしのぐ家があれば満足という人もいれば、最低年に一回、家族と海外旅行をしたいという人もいます。それらに最大公約数を見出すことはほぼ不可能で、互いが議論をしたところで、まとまるわけがありません。

それでも同様に明日はやってきますし、それぞれの幸せを願うのです。

だからこそ、政治家に必要なことは様々な人の今の声に耳を傾けること。それも先入観なんて取っ払って、真っさらな気持ちで。

そして時に、今を見るからこそ見えなくなってしまった未来を見据えて、英断を下さなければならないのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く・・・。

日本を宣伝する

伊藤ようすけ