映画『ノストラダムスの大予言』1974年【その3】「博士！博士！博士！」実は正当な東宝特撮ＳＦ映

映画『ノストラダムスの大予言』1974年【その3】「博士！博士！博士！」実は正当な東宝特撮ＳＦ映画直系作品！といいたい名バイプレーヤーの方々の出演！

実は、結構忘れていました！！
あの、【志村喬】さんが出てらしたんですね！（自然と敬語）
「ゴジラ」第１，２作の山根博士が有名ですが、「三大怪獣地球最大の決戦」での塚本博士など、印象的な役だけでもあげていたらきりがないです。
ここでは、奇形児の出生率増加に、医師の倫理を語り、丹波さんに是非を問う、病院長役で出演。
たった１シーン、数分間でしかないのに、俳優としての重みが、静かに語るセリフが、作品に重さを残しています。

そして、討論会「自然と人間と未来」のシーンでは、学者と言えばこの方々。
【平田昭彦】、【小泉博】のご両人が出演！丹波哲郎と並んで三人そろい踏みの、ファン感涙のシーン！

【平田昭彦】さんは、「ゴジラ」の芹沢博士から、本作品の翌年の「メカゴジラの逆襲」真船博士まで、
テレビでは「ウルトラマン」の岩本博士、悪役では「レインボーマン」(ちょうどこのころ1972-73年)ミスターK！
かわったところ？で「太陽にほえろ!」では七曲署の西山署長まで、様々な出演歴はそれだけでブログが立ちます。
本作では、植物学者として自然破壊を、学者口調で堅く堅くあくまで冷静に説明。

一方【小泉博】さんは動物学者として、生物のストレス、精神病、都市への人口集中の危険を訴えます。
こちらは、小泉さんのキャラクターを生かして、ソフトにソフトにお話されます。(でも言っていることは悲惨)
東宝特撮では「モスラ」の中條博士（言語学者っていうのが、いかにも）が印象的。
「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS」でも同じ役で復活！
特撮テレビ『超星神グランセイザー』でも中条で登場！
「ゴジラ 1984」でも南博士で出演されていますが、変わったところでは映画『サザエさん』江利チエミを相手に、マスオさん役だったんですね。
「クイズグランプリ」の司会を'70年から10年間やってらしたのも、今思い出しました。

この討論会では、学者然として客観的に説明するお二人と、あくまでも感情論で反論する聴衆、間に立って説得する丹波さんの構図が際立っておりました。
（このシーンの次のカット、赤潮を俯瞰でとらえたミニチュアセットが、上手い！）

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