メーテル またひとつ 星が消えるよ | 「僕はずっと山に登りたいと思っている。……でも明日にしよう…」 残念ながら、おそらくあなたは永遠に登れないでしょう。

メーテル またひとつ 星が消えるよ

メテル

 

 

男なら。いや日本人、人間なら。

 

やはり辿り着くところはメーテルであろう。

 

漫画、銀河鉄道999 のキャラクター、メーテルの名前を知らないとは言わせない。男子なら一度は憧れるべき、憧れざるを得ないこの金髪の女性はまったく謎に包まれており、それがまたたまらない。あることを知ることで、今まで脳内で蓄えてきたものが破壊されてしまい、それが多大なメンタルダメージをもたらす場合がある。私の場合はこの漫画の最終回がそれだった。松本レージ先生、少年誌のテーマは汗と涙と笑い、のようなもののはずではなかったのですかっっッ??

 

この漫画のテーマは「限りある命」である。機械人間になり永遠の命を手に入れるはずだった鉄郎は、旅路のなかで限りある人間の命の美しさ、限りがあるからこその美しさを学ぶのである。

小4時にこの命題について考えることを余儀なくされた私は、もはやコロコロコミックは必要なかった。

考えてみれば、こんな何の生産性、発展性のない文をつらつら綴っている間にも、私達は死へのカウントダウンをすすめているのですねぇ。あぁあぁあぁ・・・。

 

メーテル~   

            ちょうだいちょうだいよ~

                                 俺にも

       

                 機械の身体。