アンチ&アンチつまり肯定 | 「僕はずっと山に登りたいと思っている。……でも明日にしよう…」 残念ながら、おそらくあなたは永遠に登れないでしょう。

アンチ&アンチつまり肯定

 5月病、という病気がある。急激な環境の変化がもたらすストレスにより精神異常をきたすもの、と私は認識している。だが4~5月に襲う寂しさと言ったら一体何者なんだろうか。
 咲き誇っていた桜も散り、新緑が芽吹きだし、日中はとても快適な温度になってくる。思うのは、人間、相対的に快適な環境に身を置いてしまうと精神が弛緩してしまうということだ。ビョーんと長いこと引っ張られていたゴムを、解放すると少し以前よりも伸びている。ゴムの場合はゴムの直径以下のものを縛りたい時に、二重にすることでそれが可能になる。何でしょうかこの圧倒的フレキシビリティ。このゴムの伸縮性、人間として見習いたい瞬間は多々あるが、それが出来ない人が多いからこそフロイト、ユングなどなどは頑張り、カウンセラーという職業がここまで市民権を得たことはそれはそれでよいことかもしれない。
 ワンピースのルフィはゴムゴムの実をたべてゴム人間になってしまったではないか、という疑問がここで生じる。しかし彼はあくまでゴム人間であり、ゴムで出来た人間ということは住民票では人間と登録されているはずだ。翻って人間ゴム、の場合は、これは人間でできたゴムで、人間をどうにかこうにか加工してゴム使用に仕上げたものだ。おそらくこの場合は人間はかまぼこにおける魚なので、殺してから加工するのであろう。

 ライラライ  BAAAANG!!  ライラライラ~ライラライ 
 ライラライ  BAAAANG!!  ライラライラ~ライラライ ララララーラーイ…

5月の第1月曜。今から心の準備をしておこう。クッシタクツシタクッシタクツシタ屈した靴下。