本当にあった伊藤三巳華の話編

皆様こんばんわ^^ 伊藤三巳華です
いろいろバタバタとしながらも朝日新聞社・『本当にあった怖い話』 11月号・発売中です
前記事にてコザクラ記者が書いたもの同様にネタバレ記事になっておりますので
ご用心くださいませ
今回は・・・なんというか・・・後味が悪いような・・・いいような・・・
なんとも言えない漫画になりました。
というのも、読んで気が付いた方もいますよね?
これ幽霊寄りの漫画になってます
本当に裏話なんですが・・こんな事もあったんですよ~
もうココまで実体験を描いてるといろんな事に麻痺してきます。
怖がってたら描けないので怖がるなんてしませんし、むしろ平然として
霊を寄せ付けない意思を持って作画に関しては仕事として描いてるスタンスが
結構しっかり固まって来てました。
ので自慢なのかそれはホラー漫画家としては致命的かはわかりませんが
(`・ω・´)今まで一度だって描いてる時に何かあった試がありません!!!ww
・・・・・しかしですよ・・・・?
これは、この漫画を執筆して、ネームの打ち合わせを編集さんと電話でしてた時でした。
ネームとはコマ割やセリフなどを考えてページを合わせる漫画の核となる部分の作業ですが、
いつものようにここはあぁでもないこうでもないなど電話で話してました。
そして彼女の自殺現場のシーンの下りを担当がアドバイスをくれます・・・
「・・・もうここで死んでるわけだからもっとここら辺を・・・そしてもっとたくさんの人も死んでるシーンをもっと・・・」
担当編集はいつもの様にビジネスに徹して話してくれてます。
が・
“ 死んでる ”
“ 死んでる ”
を繰り返し言ってる・・・
そしてその度に なぜか私の部屋の空気は重くなってくる。
“ 死んでる ”
「 あの・・・○○さん!!!!
せめて・・・・
“ 亡くなってる ”って言いましょうよ・・・」
・・・少し口調が荒かったのかもしれません。何かを察した担当は黙ってしまいました。
後にも先にも打ち合わせ中にこういう霊的な事を言って話を濁したのはこれが始めてでした。
あの時、だんだんだんだん空気が重くなってきてなんかヤバイ感じになって来たんです。
そして担当さんが “ 死んでる ” と言う度に、その空気の圧迫が強くなってきて・・
その奥の方からその空気をも押しのけて突き刺さるんです。
その言葉に不快に思ってる何者かの視線が・・・
そうしてやっと気が付くんですね。
あー・・私、この漫画書き上げるまで見張られてるんだって。
思い出しました。あの “ 呪い ”の事を書いた時に学んでるんですが、
一体ではない念の塊だから私のところに一体を監視に回してもなんの支障もないってことを。
コザクラさんも取り憑かれましたが、私もどうやらめんどくさい事に首を突っ込んだみたいですね。
~~~~~~~~~~
そう確信した私の行動は・・・非常にチキンでありました。
後日、担当編集に連絡して
(´・ω・`) 「・・・と、言う訳なので呪われたくないので幽霊さんの意見も踏まえて書き直していいですか?」
と、一番初めの案からあっさり切り替えるww
そしてあまりに幽霊よりに描いてしまい、かわいそう・かわいそうだけになると
それも視てきた事実と違う気がして、担当さんもかわいそうといっても人死にが出てるんですから・・
と、幽霊さんにとってもばつの悪いところも描かなくてはなりません。
すると・・・それも気にくわない幽霊さんは不快な表現をするとまたスペシウム光線を発する
(´Д`;) うぅ・・・なんか幽霊と担当に挟まれて・・・これが中間管理職の王道の悩みってヤツなのか??
そうなのか??
など、あっちも立て、こっちも立て、生きてる登場人物の皆様に泣いてもらい、
( ので、登場人物の赤西さんにはあえて許可をいただき現実より悪役めいた感じにさせていただきました。
本当にご協力ありがとうございました *赤西さん情報はコザクラさん記事参照*
)
ご機嫌を伺いながら モデル(幽霊)のスケッチをさせていただき・・・・
完成
へといたったのでありました(´∀`;)
・・・うぅ~・・・変な気と変な霊感使った仕事でしたぁw~~~
現代は無事、その視線からも開放されましたが・・・
そして一番同調して取り付かれてしまったコザクラ記者も無事ですし、
( 足が遅かったのが今回に関しては本当によかったと私も思いますですww )
心霊スポット気分で踏み入れてしまった赤西さんも実はきちんとコザクラさんがガードしてた
ので一番なんともなかったので安心です
ですが・・・やっぱり・・・
この場所をわかってしまった方へ。
ここは絶対に行かない方がいいです。
私が漫画に描く事を・・・
他人に見世物にされて怒ってる霊が
何を持ってして大勢に読まれる事を承諾し、監視までして描かせた意味を・・・
よーーーく・・・よーーーーーく考えてみて下さいね。
今回も長々と読んでいただきありがとうございましたm( _ _ )m
伊藤三巳華より