伊東歌詞太郎です!



ここ最近、告知が多くてこのブログの存在意義って何なんだ!
と自分に問いかけて、禅問答を繰り返していた僕でした。

やはりアルバム発売前は告知ごとが多くなってしまい、
心苦し。

僕はこのブログで日常思ったことや、
考えを書いていきたいというのに。

宣伝のためにここを使いたいわけじゃな




伊東歌詞太郎2ndAlbum、二律背反、4月8日発売!!!!

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ワンマンツアー「わざ」開催決定!!

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あーーーー!!!!!

もうーーーーー!!!!

ほらーーーーー!!!!

体が勝手に宣伝しやがる!!!


もう気を取り直していくよ!!




タイトルにあるとおり、最近とっても感動したことがありました。

僕は曲作りのために東京下町にある隅田川に頻繁に通っているんです。

その町、隅田川以外もとっても魅力的で、
花屋さんだったり、定食屋さんだったり、神社だったり。
お気に入りの場所がたくさんあります。

曲を作ってる最中は、行き詰まることもあります。
そうなれば散歩をします。
作り終わったらおなかがすく時間だったりします。
そしたらご飯を食べてから自宅に帰りますし!



そんなわけで、気になるお店ができたりするわけですよ。


先日、そこに入ってみました。
気になっていても入れなかった理由は、
行列が途切れないから、というものです。

店の外観は何の変哲もないラーメン屋さん。
でもいつ行っても絶対に行列ができている。


その日はいつもよりちょっと早めに到着して曲作りも進んでいました。
というわけで、お昼ご飯にそこ並んでみようと思い立ち、GO!

やっぱりその日も繁盛してました。


30分ほど並んで店内へ。


まず感動してしまったのは、おそらくご夫婦でやられているお店なのですが、

ご主人の「いらっしゃいませ」と、

奥様の「お待たせしてすみません」

という言葉。

もう誰がどうやってどういう状態で聞いても確実に心がこもっていると思わされる。


ラーメン屋さんによくあるのは、

「いらっしゃいませ」

「お待たせしました」

という言葉を従業員が元気よく言って、
お店の雰囲気を盛り上げる、というものがあります。

これはとても店内が活気付いてよいものです!
聞いていても気持ちがいいですしね!


しかしながら、ここの「いらっしゃいませ」と、
「おまたせしてすみません」にいたっては別物の言葉の響きがありました。


テーブル席まで案内されて、僕はギターを背負っているのを見て、
「ギターも自由にお席において、広くお使いくださいね!」
との言葉をいただく。

僕は、こんなに並んでるんだから、
ギターは抱えて他のテーブル席も使えるようにしなきゃ!
とそんな状態で待っていたのですが、
一向にテーブル席にお客さんが案内されない。

しばらく観察しているとどうやら、
2人以上の連れ立ったお客さんがテーブル席に通されるようで、
カウンター席にてお客さんをまわしているようだ。


僕は一人客だったのですが、
ギターを背負ってるということでテーブルに案内してくださったというわけでした。
心苦しくも気遣いに胸打たれた。



ラーメンはすぐに来て、
一口食べたら、これまたびっくりしました。

僕は味なんて濃ければ濃いほど素晴らしいと考える人間なのですが、
ここのラーメンはむしろあっさりしていた。


しかしながら!!



完全に複雑なハーモニー。


誰が食べたって、ものすごい手間がかかっていると痛いほどにわかりました。
ダシの味、いろんなものが混ざっている。
とうていこれは一朝一夕には出来上がらないものだと感じました。
研究を重ねて、さらに毎日複雑にスープを仕込んでいるんだなと...。


そうなると先ほどのご主人の

「いらっしゃいませ」

がもうなんていうか胸に迫るものがあるというか...!


食べ終わってお会計のときも、
奥様の

「狭い店内ですいません」

といって頭を下げる姿、
もはや僕もごちそう様を言うときに頭を下げざるを得ませんでした。
出るころにはこのお店に対して敬意を払っていました。


ご主人は黙々と、でもつねにちょっと笑顔でラーメンを作り続け、
背客は奥さんを完全に信頼している様子が伝わってきました。

奥様は常に、このお店に来てくれてありがとうという気持ちがあふれて、
周囲ににじませている。
それは、自分の夫の作るラーメンがおいしい上に気持ちがこもっていることを、
1ミリも疑っていないからなのではないかと思わされました。



ここのラーメン屋さんは、
「おいしい味」とともに「真心」も食べさせてくれるんだなと気づかされ、
すごく感動してしまったんです。

値段も毎日食べに来ても大丈夫な価格帯に抑えてある。

どこまでもお客さんのことを考えてくれているお店なんだなと痛感しました。



僕はとってもうれしかったんです。
そんなお店の提供してくれるラーメンが食べられて。

その上おいしいんですから、
そりゃあお客さんがいなくならないに決まってます!!!!!



ブームがあるのがラーメン業界です。
ラーメンの流行は音楽と同じくらい早く動いています。

しかしながら、今回行ったお店は、
もはやブームなんて超越して、明らかにスタンダードだった。
あのご夫婦がいる限り、お客さんはずっとい続けるだろうなぁ...。
真心こそ、どんな世界にも絶対に必要なことなんだと悟らされました。



僕はそのあと曲を作り終え、
めっちゃ考え込んでしまった。

僕はいままでどのくらいのありがとうを言ってきただろうか。

一言一言、すべてのありがとうに気持ちをこめているつもりだけれども、
あのご夫婦ほどに気持ちをこめる事ができていただろうか。

ラーメン屋さんにとってはラーメン。
僕にとっては歌。

歌に、僕はいろんな想いをこめているつもりだけれども、
あのご主人が作る一杯のラーメンのなかにこもっている気もちよりも、
強いものがこめられているのか。


自分を律するきっかけまでくれてしまった。


僕も日々精進したい!
昨日の自分に勝ち続けたい!!!