さよならだけが人生だ、という曲をインターネット上にアップロードいたしました!!
みんな、聞いてくださってありがとうございます!!

●ニコニコ動画



●youtube

http://youtu.be/s7k_M-Qf8TY


僕にとっては、こんなに反響があるとは思ってもいませんでしたよ...!
尊敬する作曲家の方がツイッターでほめてくれたり、
いい曲だね!とDMを送ってくれる人がたくさんいて、信じられない。
とっても嬉しいです!!


僕はストレートな歌詞ばかりなので、
特に解説することもないですが(笑)!!


南国が生んだ天才サイダーガール、ゆりん君と一緒にアレンジを詰める作業も楽しかった。

みっ君さんが書いてくれた絵は言わずもがな。

えむめろさんが徹夜で仕上げてくれた動画もありがたし。

合宿中にミキシングしてくれた、ずっと一緒にやってくれてるたるとP。


さまざまな人が関わってくださり、
素敵な作品になったと胸を張って言えます。
僕は自分の作品に胸を張ることはまだできないけれど、
これだけ素晴らしい人たちが関わってくれた作品なので、
堂々といいものになったと言えます!!


正確にいうと、いいものにしてもらった!!



僕は伝えたいことがたっくさんあるんですが、
井伏鱒二さんの漢詩の名訳中の名訳、

「花に嵐の例えもあるぞ、さよならだけが人生だ」

この言葉がすごく胸に刻まれながら生きてきました。

花に嵐が来たら散ってしまいます。
いまあるものはどうなるかなんてわからないんです。


人間は、必ず死んでしまうので、
どうあがいてもさよならが、
人の一生の最後に横たわっているのはまぎれもない事実なわけです。


でも。


井伏鱒二さんの前半の詩の訳である、

「この盃を受けておくれ、どうぞなみなみ注がせておくれ」

こちらは後半が独り歩きしすぎて、
なかなかスポットライトが当たることがありません。
並べてみると、

「この盃を受けておくれ、どうぞなみなみ注がせておくれ」
「花に嵐の例えもあるぞ、さよならだけが人生だ」

後半部分だけでは見えてこなかった部分が浮き彫りになってきませんか??


僕は、さよならが必ずあるのは避けようがないけれども、
その過程が結末よりもずっとずっと大切なんだと思っています。

出会っても、必ず別れが来る。
受け入れるか目をそらすかしかできないんです、僕たちは。

だから訳の後半だけではあまりに寂しい。
前半部分がそこに重なると、
誰かが誰かにお酒を注いでいるという風景が浮き上がってきます。


人間は最後は別れてしまうのだから、
せめて今この瞬間は、大切にさせてくれよ!
盃にいっぱいにお酒を注がせてくれよ!
という暖かい意味になってきます。

もともとの漢詩は、

「勧酒」という題名で作者は于武陵。

いろいろな解釈があるのですが、
僕は上記のように解釈しております。


バンドも結成したら解散するかもしれない。
恋人もいつか別れるかもしれない。
飼っていた動物がいなくなるかもしれない。
学校は卒業がある。


終わりが常にあるからこそ、
いま一緒にいられる、何かを続けられるということが本当に幸せだということに、
失ってから気づけるんです。

失って気づいたのならば、
気が付きたいからなくしたと考えればいいんです。

失う前に気が付ける人はほとんどいないと思いますが、
それはすごくうらやましいことです...!


人と人は分かり合えないのが当たり前だけれど(ここを忘れるとひどく傷つくよ!)
分かり合おうとする気持ちが嬉しいし、
はたから見ていて美しいのは変わらない。




さてさて、そんな話もたけなわですが、
唯心縁起の東京公演、チケット情報をちゃんと告知しておりませんでした!!
失礼いたしました...!

http://kashitaro.com/news.html#n1

こちらにチケット情報が掲載されてます!!!
このイベントはまだ1、2の2回しかきまっていないけれども、
今後もずっと続けていきたいなと僕は思っています!

素敵だな!と思える人とライブができる喜び、
あなたと一緒にかみしめたいです!


最近、とある円盤の制作に没頭していて、
なかなかブログや生放送をできなくてごめんなさい!






あ、間違えた!!こりゃ円盤じゃなねぇぞ!!!こっちだ!!