101 自動運転列車の安全性確保

無人の自動運転の「シーサイドライン」が始発駅で発車する時、隣の駅の方向へ向かわねばならないのに、逆の方向へ進み出して壁にぶつかったという。

故障の原因を色々と調査した結果、列車内にある進行方向を伝える電線の1本が切れていたという。正しい進行方向がモーターに伝わらず、逆走につながった可能性があるとみている。

「フエールセーフ」すなわち「故障は安全側に倒す」という大原則から言うと、断線した後の最初に停車した駅の自動列車運転装置(ATO)からの信号が来ないという事実を故障と判断して停車して発進しないというのが最も望ましい。

しかし、この他の原因でも暴走する可能性があるとすれば、衝突防止装置を付けることだ。自動運転の乗り物には原則として衝突防止装置が必要なのかも知れない。

以上