昨日の続きですが、あの記事を受けて、コメント欄で外患誘致罪の大合唱をやっています。外患誘致未遂罪でも死刑に出来るそうです、バカにもほどがあります。昨日出した記事に続いてコメント欄でこんなことを言っています。
【＞yunnkji1789さん ああ、そうですか。つまり、未遂であっても、外患誘致罪の適用で賄えるってことですね?
だから、いいじゃないですか。外患誘致未遂罪って言えば、未遂に終わったってことも分かるわけですし、そんな罪名はないかもしれませんが、言葉として間違ってはいないでしょう。かるーく考えてくださいよ。たかが中国人を死刑にするための話なんですから。】
未遂であっても、外患誘致罪の適用で賄える、ぶっちぎりのバカとしか言いようがありません。この中国人の行為は、憲法で保障された思想信条言論表現の自由の行使で完全に説明がつくことであり、外患誘致罪など掠りもしていません。
【刑法第81条によれば、外患誘致罪の処罰対象となるのは「外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者」です。外国の軍隊を日本の領土に不法侵入させる、ミサイルを撃ち込ませるなどの行為が武力行使とみなされます。サイバー攻撃や経済的手段による報復、あるいは個々の私人・私的団体に向けられたテロ行為などは外患誘致罪の武力行使に含まれません。】
その人が外国と通謀して、外国の軍隊を日本の領土に侵入させる、ミサイルを撃ち込ませるですから、中国領だとラジオで言っただけで外患誘致罪が成立するはずがありません。この要件を満たすことが出来ないので、ゾルゲ事件でも適用ではなかったのです。
法曹関係者は、個人の通謀で外国政府が軍隊を進駐させたり、ミサイルを撃ち込んだりするはずがないから、起きないことの罰則を決めた死法だと考えています。ネトウヨだけが刑罰が死刑だという点に食いついて来て、簡単に適用されるとして騒いでいるのです。
しかし結果は惨めで、独島が韓国領だとする書類に署名したとして、土肥隆一氏は外患誘致罪で死刑だと騒ぎ立てましたが、土肥氏は天寿を全うしています。余命3年ブログの主催者が、琉球新報社と沖縄タイムス社を外患誘致罪で刑事告発したり、朝鮮学校に対する補助金停止に反対する声明を出した弁護士会を刑事告発していますが、門前払いになっています。
法律家による条文の解説を読んでも、余命3年ブログの失態を見ても、言論に外患誘致罪が適用される可能性は皆無なのに、まだ譫言のように外患誘致罪だとマヌケで周回遅れのネトウヨは言っているのです。
