自警団の再来 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 橋本琴絵氏に関しては国会議員だと思っている人もいるようで、民主党の議員だったというデマも流れていますが、17年希望の党から立候補して落選しているだけで、政治家としての実績はなく、ネットのなかの暴言や差別で有名になっている人で、今ではhanadaに書くなど、極右勢力のオピニオンリーダーになってきています。過去には正露丸がコロナに効くとのデマを流して物議をかもしたこともありました。この人が塀の中に落ちない現実は、日本が如何に極右の暴言や差別に甘いかを現わしています。

 

 このXの記事を書いている人も橋本琴絵氏の発言に立腹しており、通報すると言っていますが、どういうわけが何度通報されても発言を続けています。日本のSNSは極右にはそのような特権があるようです。

 

 橋本琴絵氏の発言は、戦時と言いながら、被災地の人たちに外国人の見分け方を教えているものです。九九を言わせれば外国人と分かる、回答できでも、外国人は九をくではなくきゅうと言う、四をしではなくよんと言う、七をしちではなくななと言うから分かるのだと言っています。

 

 きゅう、よん、なな、は軍隊用語で、軍隊で聞き間違いがないようにそう言わせて、それが世間に広まったものです。大西巨人氏の「神聖喜劇」に、この用語を扱った場面が出て来ます。どうして日本の軍隊用語を使うと外国人の証明になるのか意味不明ですが、明らかに、関東大震災のときに自警団が、通行人に君が代を歌わせたり、がぎぐげご、を言わせて、上手く出来ないと朝鮮人だとして殺害したことを意識して、今回の地震の被災者を煽動していることは明白です。

 

 極右勢力が被災者に外国人を襲わせようとして煽動していると指摘すると、パヨクが愛国者を貶めるために嘘を言っている、そんな煽動をしている者はいないと反論するネトウヨがいますが、極右のなかでもいい顔になっている橋本琴絵氏がこのようなことをXに書いているのは、極右勢力が被災者に外国人を襲わせようとしている動かぬ証拠であるといえます。