旅のはじまり | 筆武将の乱~俳優・伊藤俊彦のリベンジブログ

筆武将の乱~俳優・伊藤俊彦のリベンジブログ

筆無精から筆武将になると宣言したにも関わらず
再び筆無精に落ちぶれた
俳優・伊藤俊彦のリベンジダイアリー

『レ・ミゼラブル』
プレビュー期間を終えて
昨日無事初日を迎えることができました。

本番前が始まる前は
満席のお客様の前でプレビュー2回やってるし
初日と言われてもピンと来てなかったのですが 
ウォーミングアップの時に
演出のエイドリアンと硬い握手をし
ハグをもらい
本番前にプロデューサーが
楽屋に来てくださって

「久しぶりの初日を楽しんで!」

とか言われたりしたら、あ~た、

一気に昔がよみがえり
そして心地よい緊張感で
初日の舞台に立つことができました。

またレミゼの旅が始まりました。

2003年
初めてのレミゼの舞台で初日を迎える時
その時の演出のジョン・ケアードが

「これから君たちのレ・ミゼラブルの長い旅が始まる。たくさんの共演者とスタッフ、そしてお客様と共にこの作品を育てていってください。」

と言ってくれたのを鮮明に覚えてる。

そういえば今回、エイドリアンも演出するときよく

「Journey(ジャーニー)」

と言う言葉を使っていた。

単純に訳すと「旅」で

「ここからここへ動く導線」

みたいなときや

「どういう理由で入ってくるのか」

みたいなときによくこの言葉を使ってた。

日本語だと

「導線」や「理由付け」

みたいに処理されがちな言葉を

この「journey」という言葉を使うあたりに

役者への愛を感じる。

単に「ここへ動いてくれ」

ではなく

「どういうキャラクターがどういう人生を背負って、何をするために来て、どういう影響を与え、受けながら動くのか」

を問うてくれる。

ま、役者なら当たり前のことかもしれませんが
レミゼはほとんどの出演者が何度も着替えをしてたくさんの役を演じていく。

あっという間に過ぎていく一つのキャラクターにも「生きている真実」を求めていくことは
分かっていてもないがしろにしがちになる。

ジョンといい
エイドリアンといい
僕に「journey」という言葉の意味を与えてくれたことに感謝して
これからのjourneyを楽しみたいと思います。

今日は夜公演なので
お昼にランチミーティング。

7月末にやる「伊藤家の晩酌」

いつも自分で映画を二人芝居用にアレンジして台本を作ります。

あたくしと青島くんの二人だけなので

演出的なこともあたくしがやるのですが

今回はちゃんと演出をしてもらいたい!

と大学時代にやった
「MP」
という英語劇団体で演出をしてくださった
シーラこと
白峰優梨子さんに演出のお願いをしました。




シーラは快く引き受けてくださり
早速いろんなアイディアを出してくれました。

生意気だった20歳のあたくしが
少しだけ
いや結構な大人になり
またシーラに演出してもらえる。

感慨深いものがあります。

昨日は成城にある会場の
サローネ・フォンタナを下見。

そこはまるで
高級住宅街にひっそりと佇む
中世の聖域。

ここで生演奏で朗読をやるなんて
それだけで震える。

今からワクワクします!

伊藤家の晩酌、ご期待ください!

 伊藤家の晩酌 vol.6
『きみに読む物語~the notebook~』

【演出】
白峰優梨子
【Piano】
RIMAKO
【CAST】
伊藤俊彦・青島凛
【TIME SCHEDULE】
2017/7/30(Sun)
1st  12:30 open 13:00 start
2nd 16:30 open 17:00 start
※各回終演後にtea timeあり
 【PLACE 】
サローネ フォンタナ
http://salonefontana.jp/ 
【FEE】
¥4,000
フォンタナ特製オリジナルケーキセットまたはワイン付き。

ご予約お申し込みは
伊藤くん
rayofthebluemoon@yahoo.co.jp
青島くん
aoshimasanno-kitaku@hotmail.co.jp
のいずれかにお申し込みください。

定員になり次第受付終了いたしますのでお早めに!

どうぞよろしくお願いいたします。