夏になり8月2日、
男の子(晃誠君)が、無事に誕生しました。
本州から善晃さんが出産前に来てくれて
長女ゆめかちゃんも立ち会っての出産。りえちゃんは安産でした。
(助産院にて出産後 5人家族みんなで)
弟君の誕生を待っていたかのように、
そのあと、いとちゃんの体調が少しづつ悪くなっていきました。
北海道に来てからは、札幌私立病院に定期受診していたのですが、
いとちゃんは病院に行くと機嫌が悪くなり、
体調もさらに悪くなるのです。。
若い両親は話し合い、一つの決断をしました。
『医療から離れて、いとちゃんの治癒力に委ねよう』
この決断は二人にとって とても大きなことだったと思います。
医師からはすでに、
「医療的にしてあげられることはないです」と告げられていました。
『いとに まかせる』
ご両親はそう決めて、主治医にその想いを手紙で伝えたそうです。
私が、晃誠くんの誕生をきいて、お祝いに行ったときは
いとちゃんは、すこし調子が悪いかなぁ、というくらいの感じでした。
その後数日、いとちゃんは少しむくみが出てきて、
ご家族は出来る限りの手当てをしながら、いとちゃんに寄り添っていました。
久しぶりに、
りえちゃん達に会いに行ったのは、9月5日の夕方。
私がJRを降りて、ほっとハウスに向かい歩いていると
偶然、りえちゃん親子に会えました。
りえちゃんは、ベビーカーに乗ったいとちゃんと
ゆめかちゃんとお散歩に行くところでした。
ゆめかちゃんは、
「ゆめか、うちにいる♪♪」と言いながら、可愛い手を私とつないでお家にもどり、
お母さんといとちゃんは、郵便局までお散歩に行きました。
いとちゃんは、お散歩が大好きだったそうです。
お空も大好きです。
お散歩から戻ってきたいとちゃんを囲んで、
みんなで話をしたり
私は、ひさしぶりにいとちゃんを抱っこさせてもらったり、
生後一か月の晃誠君も抱っこさせてもらって、
小さくてあたたかい温もりを感じさせてもらい、
しあわせをたくさん、たくさん、分けてもらいました。
(こうせい君も抱かせてもらいました)
その夜、いとちゃんは久しぶりにご飯も食べることができて、
好きなあずき茶も飲んで、
りえちゃんもかよちゃんも、すこし安心してました。
私は、ひさしぶりにほっとハウスで夕飯まで皆さんと過ごし、
仕事を終えて帰ってきたともちゃん(りえちゃんの妹さん)にも、
ひさしぶりで逢えて、嬉しい再会ハグをして、
ゆっくりと話もできて、
穏やかで楽しい時間を過ごさせてもらって帰りました。
(大好きなお姉ちゃんと)
(おじいちゃんと)
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