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今年のMAX世界大会開幕戦でヴァージル・カラコダを倒し、連敗を止めたアルバート・クラウス。今回の試合は、10月のMAX世界大会決勝トーナメントへ向けての調整と言ってもいいでしょう。クラウスの相手は、当初、K.MAXが務めることになっていたが、タイでの特訓中に病気にかかってしまい欠場に。韓国のキム・ハンヌルが抜擢された。
 1R、クラウスはジャブ、ワンツーを軽く出して様子をみる。ハンヌルは体を左右に振りながら左ボディ。インロー、フックと立て続けにハンヌルは攻撃。クラウスは様子を見ている感じだ。ハンヌルと打ち合いつつも、大振りはしない。ハンヌルが右のパンチを放った直後、今度はクラウスが右ハイキック。これがまともにハンヌルのアゴに直撃し、クラウスがKOで快勝した。MAX世界王座奪回へ向けて、初代王者が完全復活だ。

クラウスがまさかハイキックで倒すとは思いませんでしたね。

問題なくトーナメントに向けて調子を上げてきていますね。


 久しぶりにジョン・ウェイン・パーが、K-1絡みの大会へ出場することとなった。ウェインといえば、豪州の暴れ馬と呼ばれるほどのパンチのラッシュが得意技。ここでキッチリと倒しておけば、ウェインが再び浮上してくる可能性も高い。対戦相手は当初、タイのシンビテウンになる予定だったが、練習中に腕を骨折するアクシデントに見舞われ、同じジムの韓国のキム・ジュンに変更となった。
 1R、左ミドルキックをヒットさせるウェイン。すかさず、左右のフック連打からローキック、そしてミドルキックのコンビネーションをみせた。呆気にとられている様子のジュンはガードを固めつつ、ローキックを返すのが精一杯か。ウェインはローキックからパンチにつなげるコンビネーションが冴える。だが、ガードを下げて隙を見せたときに、ジュンの右ストレートがヒットしてしまう。怒ったウェインは、打ち合いに持ち込み、右ストレートでダウンを奪う。続いて左フックでも倒し、格の違いを見せつけた。


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