実演販売って、どんなことするのですか?
とよく聞かれます。
「実演販売」と聞くと、
身振り手振りが大きくて、声が大きくがなり立てて
いらない物を無理矢理売りつけてくる、売ったら終わりでハイさよなら!
…なんて、イメージがあるようで、興味があるみたいです。
私がおこなっていた「実演販売」は、
職域実演販売といって、企業の職場に出向きます。
朝礼の後や、昼食時などに時間を頂いて、商品をプレゼン・クロージングまでおこなうのです。
手持ちの時間は15分。
15分で、初対面のお客さんにプレゼンを行います。
15分で、商品の価値を伝えきってクロージングまで完了しなければなりません。
状況は、完全にアウェイ。
仕事の合間に他社の商品のプレゼンを聞きたい!
という人はなかなかいません。
売り文句を聞くより、自分の仕事を終わらせたい。
このあとアポイントがあるのに…等々。
と、ここまで説明すると、皆さんびっくりされます。
「15分で初対面の人にプレゼン~クロージングまで行うなんて、あり得ない。成約なんてとれるはずが無い」「それよりも、胃に悪そうだ・・・(笑)」と。
しかし私の行く現場では、その「ありえない」光景が日常的におこっていました。
売れるのです。高額の商品が、次々に売れていました。