「飛天のごとく」上下巻 | えんがわでひとりごと

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食べること、寝ることが大好き。自分の興味あることをポツポツのせていきます。マイペースでのんびりやっていきます。

よろしくお願いします♪

宮乃崎 桜子 著作、浅見 侑 挿絵
(ホワイトハート文庫、2009年4月30日発行)

男装女子もの。
しかも、実在人物を女子にしています。
平清盛が若々しく絡んできます。

平安時代末期
関白家の次男、藤原頼長は女であったが、母の嘘から男として育てられ、偽ったまま元服。

ある日、ふとした悪戯心で女装し、屋敷の警護人の佐藤義清に会う。金品で役職を買ったという男。卑しい男かと思いきや、話せば冷静で誠実な人物。役職も公然と行われた悪しき習慣であると教えられる。そして、この出会いで二人は互いを想いあうように…

そして、時代は貴族から武士が台頭するように移り変わり、保元の乱へと進んでいきます。
頼長の運命は、自身の思いとは違う方に流されて…

時代背景をたどりながらの物語。
かなりジレジレですが…私は何度も読み返してしまう、大好きな一冊です♪