顧問先企業の採用現場において、面接に同席させて頂くことも多いのですが、最近は採用の本当の目的を分かった上で面接をするクライアントが多いことを嬉しく思います。

 

私は、人事部出身の社会保険労務士ということもあり、何かと企業側の気持ちが分かるだろうとよく言われるのですが、以前は私を含め、「採用はこちらが候補者を選ぶもの」という気持ちが多少なりともありました。しかし、私自身も経験してきていることですが、それでは上手くいきません。

意識してもしてなくても、上記のような気持ちがある面接官がした面接は長期的にみて企業にプラスになることはありません。

 

それが当然に分かっており、「自社の今後」を語り、仲間を必死で集めようとしている企業が多くなってきたことに喜びを覚えます。

 

なぜなら、その結果が私がこの仕事をしている根幹につながっているからです。

 

1人1人が自己の能力を如何なく発揮でき、働くことを通して楽しく生きること。

このサポートをすること。これが私の役目だからです。

 

企業側からすれば、自社に合っている人材を採用できること。

入社する側からすれば、自身の価値観や働き方がマッチした企業に入社できること。

 

適材適所とでも言いましょうか。

昔はできなかった働き方もあります。

しかし、今の時代は、可能性が溢れ、個性を活かせる選択肢がある時代です。

これからは、ますます、従業員の個性を尊重した働き方が求められてゆくことでしょう。

面接に同席させて頂きながら、そんなことを思う今日この頃でした。