採用枠が埋まってしまい採用できなかった人。

タイミングが合わずにどうしても採用には至らなかった人。

 

企業から見て、こういう方は意外と多くいらっしゃいます。

採用活動において、通常考えられるゴールと言えば「採用」「不採用」の2択ですが、他の選択肢があることをご存じでしょうか。

 

通常、候補者が不採用の場合、その時を境に接点がなくなります。

しかし、中には第3の選択をとっている企業があります。

 

早速、答えを書いてしまいますが、それは、結論を「保留すること」です。

 

正確には、いったんは不採用通知をした後の保留ですが、「今後タイミングが合った時」、「募集枠が再びオープンになった時」、”そんな時には真っ先に声を掛けます”という返答をするという意味です。

 

不採用にした候補者は未来の顧客かもしれませんし、仲違いする必要はどこにもありません。採用したかったけど何らの原因があり採用できなかった方達をリスト化しておくこと。目的と内容を承知してもらい、いずれ連絡することがあるかもしれない旨を伝えておくこと。何なら半年や1年に1度くらい合って話をする場を設けても良いかもしれません。

 

こんな採用活動をしている企業もあることをご存知でしたでしょうか。

正解もやり方も定まっていない採用業務だからこそ、無数に工夫できるのかもしれません。

 

問題は、採用は難しい、分からない、と言っているだけの状況です。

採用に力を入れて自社に良い人が来る。

そんな人のお蔭で企業が少しずつ発展する。

すると更に自社に良い人が来る。

こうして企業は少しずつ発展してゆきます。

その1番最初のきっかけは、お金でも設備でもなく、まぎれもなく「人」です。