有難いことに、現役大学生が起業した会社の顧問もさせて頂いております為、現役大学生とお話する機会に恵まれております。

また、その大学生の方は非常に優秀な方ですので、私の知らないことをたくさん教えてくれます。

そんな中、出会った大学生へ就職活動について聞いてみることがあるのですが、「大企業の説明会に行ったけど、全然ワクワクしなかった。」という感想を話してくれる学生さんに会うことがあります。

大企業は安定、安泰。
そんな価値観に同調しない人の割合が増えているのでしょうか?
・転職するにしても、新卒ではまず大企業へ
・親や周りに相談すると大企業に就職することを進められる
・人脈、仕事の仕方、福利厚生、あらゆる面でやはり優れているから大企業へ

大企業へ就職することに関しては、昔から中小企業やベンチャー企業へ就職することと比較して様々に語られてました。

そして、ある面から見れば大企業よりもベンチャー、はたまた中小企業より大企業、などと、当然に多くの価値基準があるようです。

私は、大企業、中小企業、ベンチャー企業、どこへ就職しても良いと思うのですが、就職する本人の内から出た意思決定に基づいてることが何より大切だと思います。

また、私は、大企業の説明会で疑問を感じた大学生がどんな行動を起こすかに興味を持ち、その後も数人ですが、定期的に連絡をとっていたことがあります。

そのような方、その後、どうなったと思いますか?

 

結論から言えば、下記パターンに分かれました。

・まずは大企業へ、という思いで大企業へ就職してみた

・自分がワクワクする会社を探しインターン等の活動を始め、そのままその会社へ就職した

・留学した


実際、大企業はあらゆる環境が整っているから大企業ですし、「人間関係も問題なく、働き甲斐もあった」、大企業出身の方の中にはそう仰る方もいます。

また、ベンチャー企業は大企業のように分業化された業務遂行方法では成り立たない為、大きな裁量や経営を間近で感じられることに惹かれてベンチャー企業へ就職する方も一定割合いるのだと思います。

でしゃ、このような層、いわば優秀ですが大企業へ進まない方達に自社へ来てもらうにはどうすれば良いでしょうか?

1つだけ取り組みやすい方法を挙げるとすれば、ベンチャー企業の就職説明会がヒントになるかもしれません。

ベンチャー企業の説明会では、経営者本人が大学生に語りかけ、ビジョンや熱い思いを投げかける作りになっていることが多く見受けられます。
換言すれば、自分たちの「本気」を採用の場で伝えているのですね。

人が「本気」でに何かを成し遂げようとしている時、その人から発せられる言葉、態度、視点、これらは研ぎ澄まされ、聞く人たちの心を動かすことがあります。

上記方法は1例ですが、大企業に比べ応募後が少ない中小企業でも、ベンチャー企業でも、今まで来てくれなかった人材に来て頂ほしいのであれば、本気の採用をしてみてはいかがでしょうか。
そこから、様々な工夫が生まれてくるかもしれません。