平安時代の有名な歌人の在原業平。その在原業平が読んだ歌の一つ。

世の中に、たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

訳 この世の中に、桜と言う物が全くなかったら、春を過ごす人の心はどんなにのどかだろう

昨日の雨で、多くの桜の花が散ってしまいました。咲くまではワクワクして、満開の時はあぁなんて美しいんだろうと思い、思っていたらあっと言う間に散っていき、とても寂しい気分に。
在原業平の歌の通り、桜は昨日の風雨の様に人の心を乱してくれますね。
昨日の雨にもかかわらず、木によってはまだまだ沢山の花を咲かしている木も多くあります。
もう少し、私達の心を愉しませてくれそうです。