年齢80を余裕で超えそろそろ80代半ばに届く母が最近、色々な物がよく見えないというので、メガネを作りにメガネ屋さんへ。今使用しているものは10年以上前に作った物らしく、よくまあこんなに長期間使っていたなと感心しました。整体では目と腰は関係すると考えるので、ここ数年姿勢が悪くなってきた母も視力が落ちるのはしょうがないかなと。新しいメガネを使用してまだまだ長生きして欲しいです。
先日とある医療系の雑誌を読んでいたら、フランスの画家であるクロード・モネも晩年は白内障に苦しんだ旨の記事が載っていました。その記事を要約するとモネは60歳を超えるあたりから、目の具合が急速に悪化し、1908年にベネチアに旅行した際に目の水晶体の濁りが外見上からもわかる具合だったそうです。1912にパリの眼科医にかかった際に両目ともに白内障と診断され手術を勧められたそうですが手術の失敗による視力を失う可能性の恐怖から手術を拒否し、いよいよ社会生活が難しい処まで悪化した10年後の1922年に手術を受けたそうですが、結果はあまり思わしくなく再手術をするも度の強いメガネを着用しなければならなければならず、相当に苦労されたそうです。
考えてもみれば、画家で目が見えなくなるのは命とりですから、視力を失う可能性があることに恐怖するのは当たり前だと思います。こんな中でも画家として最後の作品となった「睡蓮」(モネの睡蓮の作品は多数ありますが、大装飾画と呼ばれる睡蓮の作品です)を書き上げたんですからやはり一流と呼ばれる人は凄いですね。

整体指導をする上でも目は大切です。何故なら身体の不調を訴える人は、身体の色々な処に色々なサインを出しているからです。

みなさんもご家族でも、恋人でも、友人でもさりげなく観察してみて下さい。普段と何か違うと感じる処があれば、何かしら変化を見つけられるかもしれません。

あと、あくまでさりげなくでお願いします。ジロジロみると変な人と思われかねませんから。