先月、アメリカのNASAが、木星の衛星である、エウロパで水蒸気らしき物の噴出をハッブル宇宙望遠鏡を使った観測にて確認したと発表しました。

NASAは「驚くべき発表」と言っているので、水蒸気らしきものとは言っていますが、かなりの確信を持っていると思います。

さて、じゃあこれが何で「驚くべき発表」なのでしょう。

エウロパには以前から氷の存在は確認されれいましたが、氷の下に液体の水が存在するかは確認されていませんでした。

それが今回の観測にて水蒸気の噴出が確認された事により、液体の水が存在する証拠となりました。

水がある=氷が溶けるだけの熱量が恒常的にあると言う事になります。

水+熱=生命が誕生している可能性があるという事になります。

太陽から遠く離れた、木星の衛星に生命が確認されたら、生命体の発生や進化の謎が解明される手掛かりや、裏付けになります。

この発表にワクワクしてしまうのは、私だけでしょうか。

また、この発表がされた時、SF作家のアーサー・Cクラーク氏(1917年〜2008年)の名前がパッと思い着いた方は、SFマニアか、宇宙関連のお仕事もしくは趣味をお持ちの方かと思います。

SF映画の名作 2001年宇宙の旅 の作者ですが、2001年宇宙の旅と続編の2010年宇宙の旅でエウロパに水が存在すると仮定して作品を作っています。

2001年宇宙の旅を発表したのは1968年です。

それを考えると、とても先見性のある作家さんだと思います。

秋の夜に月でも眺めながら、SF小説など読みながら時間を過ごすのも素敵かもしれません。

私のおすすめはやはり宇宙の旅シリーズです。

2001年、2010年、2061年、3001年 どれもとても素敵な作品です。