前回のブログで、長野のカフェにマンゴーパフェを食べに行った事を書きましたが、今回はその帰りに、群馬県と長野県の県境にある荒船の風穴(住所は群馬県)という処を見学して来ました。

この荒船の風穴ですが、その役割は同じ群馬県にある富岡製糸場に、通年を通じて蚕(カイコ)を供給する為に利用された施設であったとの事で「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に登録されています。


正式名称は「荒船(屋敷)風穴蚕種貯蔵所跡」。


もう、見学前から気分は⤴️爆笑


ですが、まず見学に行く途中で見たのがこの表示。





熊🐻‼️


つい先日に山形に帰った際に熊の被害や怖さの話を聞いた後でしたので、この表示をみた際はもう不安でドキドキ止まりません。

駐車場から風穴迄1キロもないのですが、山の中を歩かなければならず、その間は熊避けの為にスマートフォンから音楽鳴らしながら風穴に向かうビビりな私ガーン


さて無事に風穴の入り口に着き、入場券を購入したらなんと施設のスタッフさんが無料のガイドをしてくれました。


流石世界遺産です👏


私自身は以前に、富士山の麓にある富岳風穴を見学した事があり、そこは洞窟であった為、荒船の風穴も洞窟なんだろうなと勝手に想像していたら、風穴を一望出来る展望台に案内されました。


あれれ


何処に洞窟が???展望台からは洞窟らしき物は見えません。



この瞬間を待ってましたと言わんばかりにガイドさんから「荒船の風穴は洞窟ではないんです。この前洞窟マニアの方が来られたんですが、それはもうガッカリされて見学せずに帰ってしまった程です」

と聞かされました。

これは逆に興味が湧いてしまいます。

荒船の風穴は山の斜面から冷風が出るタイプの風穴だそうで、その特性に合わせて建物を作り、その中で蚕の卵を低温にて長期間保管し孵化させないようしていたそうです。

任意の時期に卵を取り出し孵化させる事で、通年で富岡製糸場で蚕の繭から絹糸を紡ぎ出す事が出来たそうです。


明治時代に昆虫とはいえ、生物の低温保存の技術が有り利用していた事にビックリびっくり

(江戸時代末期に確立された技術だそうです)

この技術があったから日本の絹糸産業は明治時代後期には輸出料世界1位に迄なれたのでしょうね。


今、荒船の風穴には当時の建物はありませんが、当時の写真を使い、観光に来られた方に当時の様子を知って貰う、ちょっとした道具も準備されています。

それを使い、明治時代の雰囲気を楽しめました。



帰り道、風穴近くの神津牧場にて、ソフトクリームを食べました。ジャージー種の牛さんがとても可愛いラブ



東京からでも車で2時間ちょっと位でしょうか。

日帰りドライブで、とても楽しめると思います。

興味ある方はぜひ。