私には人に裏切られた記憶が無い。

それなのに人に裏切られることを極端に恐れてる。

人が離れていくことを極端に恐れてる。

人が離れていっても自分が傷つかないように何重にもバリアを張って誰も近づかないようにしている。

表面上の私は、明るくて誰とでも友達になれる良い子でしょう。

友人も年上、年下問わずに幅広くどの県に遊びに行ってもたいてい一人はいます。

いなくても友達なんて簡単に作れる。


だけど、本当の友だちはいるのか?と問われれば答えはNOです。

私のことを心の底から知っている人は少ない。

家族でさえ私のことを知らない。


私はうそつきです。


嘘をついて人を偽って生きている。

できるだけたくさんの人に好かれるために行動している。

そのくせ、自分は人を好きにならない。


偽りの言葉を吐いて日々を送っている。


私の周りには私の世話を焼いてくれる人しかいない。


そんな人間ばかりにした。

そうでなかった人間もいつの間にかそうなった。


私のために何かしてあげたいと思ってくれる人ばかり。


それは、端から見れば素敵な友人関係かもしれないけれど

私から見れば「形だけの友人」でしかない。

私は何重にもバリアーを張っているのに向こうは気がつかない。

私は今すぐ全てを捨てて遠くへ行くことができる。

だけど、ある人は「どこか遠くへ行きたいけれど、あなたがいるから頑張れる」といっていました。

私はそれが滑稽で仕方なかった。

だって私は、彼女のことをなんとも思っていない。

今すぐ全てを捨ててどこにでもいける。

だけど、私は知っている。

きっと、私を知らない人ばかりの土地へ行っても同じだと。

また、人を偽って生きていく。

だから私はここを動かないのです。

だって、どこへ行っても変わらないのだから。


一番滑稽なのは私だ。
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