小さい頃から、まわりよりも体が大きかった。
大きいといっても、そこまで太ってはいない、健康的な体だ。
身長、体重、常に平均以上。
脚の太さなどを気にして、初めてダイエットをしたのは小学校中学年だったと思う。
三日も続かず、そのあとも何度もダイエットを決意しては続かなかった。
運動は嫌いだし、食べることが好きだった。
わたしは大人しい性格で、数少ない友人としか口をきくことができなかった。
特に男子と話すことがとても苦手で、自然に話せる女子が羨ましかった。
もちろんいじめもあった。
それでも学校は行かなければいけないものだったから、行った。
辛くて仕方なくても行った。
不登校になる人の気持ちが分からなかった。
なんてメンタルが弱いんだろう。
わたしは、絶対にならないタイプの人間だと思っていた。


中学生になり、ソフトテニス部に入ったわたしは毎日沢山運動をするようになる。
それでも食べる量は多いため、この時も決して太ってはいないが、がっしりと、中学生にしては大きかった。

中学二年生。
冬休み。
家族で旅行に行った時のこと。
温泉のあと久しぶりに体重計にのった。
前にはかった時が確か54キロほど。
最近部活で走る日が多かったため、痩せてるかも、もしかしたら40キロ台になってるかも!
なんて思っていた。
驚いた。
57キロだった。
これは、やばい。
初めての数字だった。
今思えばたかだか三キロだし、旅行というのはいつもより食べて増えていて当たり前だからたいしたことはないんだけれど、
この時は57が衝撃的だった。

帰ったら、ダイエットをしよう!
と決めた。

家で旅行で撮った自分の写真がまたひどかった。
この時プリクラばかり撮っていたせいか、自分で思う自分の姿ではなかった。
顔が大きく、目もつぶれてしまっている。
脚もぶっとく、腹回りもぱんぱん。

痩せたい!痩せる!


内心、どうせまた続かないだろうと思いながらも決意した。

これが
全てのはじまり。
人生のちょっと離れたところにあった扉に手をかけてしまった。

でもさ、
こんなきっかけなんて、
誰にでもあることなのにね。


読んでくれてありがとうございました。