梅雨入りを前に、兵庫県内の百貨店などでは、レイングッズの特設売り場が登場。カラフルさに加え、機能性も充実し、梅雨を快適に過ごすための商品が並ぶ。神戸地方気象台によると、梅雨入りは少し遅れる見通しだが、百貨店の担当者は「雨の日もおしゃれに楽しく過ごして」と売り込みに力を入れる。
神戸・三宮のそごう神戸店では、２７日に専門コーナーを開設。テナントショップでも、衣服に合わせた傘やレインコート、レインシューズなどのコーディネートを提案する。
花柄や幾何学模様、お菓子のイラストなどカラフルなデザインに加え、機能性も充実。日傘にも雨傘にもなる全天候対応型や、柔軟な骨組みで強い風でも折れにくい傘、防水しながらも内部は蒸れない機能を兼ね備えた生地のブーツ、シューズなどが人気という。
今年はサッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会が開催されることから、ブラジル人アーティストのデザインをあしらった傘も品ぞろえに加えた。
同気象台によると、平年の近畿地方の梅雨入りは６月７日。今年は「梅雨前線の北上がゆっくりで、遅れそう」という。今週末から来週前半にかけて暑い日が続く見込みで、レイングッズの活躍はもうしばらくお預けになりそう。（後藤亮平、森本尚樹）
