はじめまして、「糸の森プロジェクト」代表の山本美里と申します。

ありがたいことに本日で40歳になります(^^)

 

 

私がフェアトレードというものに本格的に興味をもったのは

一般社団法人Raise your Flagさん主催の「1週間シェアハウス in ホーチミン」

というスタディツアーに参加したことがきっかけです!

 

そのツアーの一環として、

日本を代表する某ファストファッションブランドのベトナム第1号店に行ったときに感じた

「ある違和感」が私の原体験となりました。

 

そのブランドは、近年メイドインベトナムの製品が増えていることで有名でした。

ホーチミンでは飲食や移動手段の値段の相場が、日本の約3分の1から4分の1程度でした。

なので「きっとそのブランドの洋服も日本で買うより安価で入手できるのでは?」

という軽い気持ちで足を踏み入れました。

 

しかしながら、値札を見てみると…

日本でも売っているおなじみのアイテムが、日本の店舗よりも微妙に高いではありませんか!!!

さらに、日本では毎日のように行われているようなセール価格になっている製品もありませんでした。

 

 

日本では「ファストファッション」として消耗品のように扱われているブランドが

生産国では庶民が買えないような価格設定で売られていることに激しい違和感を感じました。

(ちなみにホーチミンの労働人口の月収は約4万円であると教えてもらいました)

 

実は私、ちょうどその日にそのブランドのワンピースを着ていまして

(汗をかいてもすぐ乾くので旅行向きなのです…皮肉なことにすごく便利なんです…)

なんだか猛烈に恥ずかしい気持ちになったのを覚えています。

 

日本を代表するアパレルブランドの販売戦略ですし、

資本主義社会においての販売方法としてはごくごく当たり前のことなのだとは思うのですが

自分が「ジャイアンみたいな性格の国からきた人」のように思えて悲しかったのを覚えています。

 

そのモヤモヤした経験から、

日本に帰ってきてフェアトレードというものについてもう1度学び直しました。

 

 

私は、「本当の意味でのフェアなトレード」というものは

国という境目があり、それぞれ違う通貨で生活をし為替というものが存在する以上、

正直なところ実現不可能であると考えています。

 

しかしながら、あまりにもひどい搾取を緩和したり

途上国と呼ばれる国々の生産者さんの労働環境を改善することは可能だと信じています。

 

 

普段私はグラフィックデザイナーとして働いているのですが、

60歳まで働くとして残りの20年、フェアトレードに関わる仕事がしたいと強く思い

「糸の森プロジェクト」を立ち上げました。

 

私自身まだまだ勉強中で至らない点も多いかと思いますが、

温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

 

 

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