こんにちは。itonaです。

 

今日は読書記録を残したいと思います。

 

妹に勧められ、今話題の推理小説「ぎんなみ商店街の事件簿」を購入しました。これが新体験で想像以上にハマったのでシェアしたいと思います!

 

まずは作品の概要についてご紹介します。

 

【概要】

とある町の商店街「銀波商店街」で起こる事件の真相を追っていく物語です。本作は「Brother」版と「Sister」版の2種類あります。Brother版は銀波商店街に住む4兄弟が、Sister版は銀波商店街にある焼き鳥屋「串真佐」の3姉妹が事件を追っていきます。それぞれたどり着く結末が若干異なるので、読み比べるとより面白い作品となっています。また、どちらから読んでも楽しめる作品となっていて、兄弟・友人・家族など誰かと一緒に読み進めていくのが面白いです。ちなみに私はBrotherから読みました。

 

同じ事件を2つの視点から描く作品は多々ありますが、2冊に分かれていてたどり着く結末も異なるというのが斬新かつ新鮮でした!

以下若干ネタバレもあるので、まだ読んでいない方・これから読みたい方はここでお別れしましょう。

 

【感想】

同じ事件をベースにしながらも、2冊に分けて描くという小説に初めて出会いました。未知の読書体験でわくわくドキドキが止まらず、読んでいる間ずっと興奮していました(笑)

妹がSisterから読み始め、1章読み終わるごとにお互い事件解決までの流れを説明しながら読み進めました。所々でお互いに疑問が生じるため、ああでもないこうでもないと言いながら読んでいくのが楽しかったです。今までは「読書=ひとり作業」というイメージで、とにかくひとりでその小説の世界に浸っていたのですが、こうして誰かと共有しながら読むのも悪くないなと思いました。

個人的に一番好きなキャラクターは、Sister版の主人公3姉妹の長女佐々美です。かなりポンコツで妹たちから盛大に舐められているのですが、それでいて物語のキーパーソンという良いとこ取りなキャラクターで、ちょっと自分を重ねちゃうところもありました(笑)

 

つくづく思うのですが、ミステリー小説はじめ、作家の方々の想像力がすさまじい。どうやって作品を書いているんだろうかと不思議でたまりません。

 

同作者の他の作品も読んでみたいと思います!お勧めあればぜひ教えてください!