帝王切開当日
今日は絶飲食。
病院内は乾燥しているので、
水すら飲めないのが本当につらい
手術は9:50からとのこと。
不安で吐きそうになりながら
ドキドキバクバクで待機。
10分前くらいに呼ばれて、
歩いて手術室へ。
向かう途中、夫にちょっとだけ面会。
わたしは既に涙目
………………………
手術室は想像より広かった。
自分で服を脱いでキャップを装着し、
手術台に上がる。
背を丸めて猫みたいな姿勢に
なってね、と言われるけど
お腹が既にはち切れそうなので
この体勢が結構しんどい。
麻酔は硬膜外併用脊髄くも膜下麻酔。
麻酔医さんが
「これから○○しますよ～」とか
ひとつずつ丁寧に説明してくれたので
いきなり来る怖さは無かったけど、
1本目の麻酔を打たれる瞬間は
本当に怖かった…
ただ、針が入る瞬間は
思っていたより痛くなかった。
むしろ前日の点滴の方が
よっぽど痛い
そのあと押し込まれるような
痛みがあったけど耐えられるレベル。
良かった…。
そのあと2本目の麻酔。
痛みは同じくらい。
麻酔が効いてくると
足が段々ポカポカして、痺れる
(正座の後のピリピリみたいな)感覚に。
麻酔の効き具合を確かめるために、
身体のあちこちで冷たさチェックを
するが、いまいちハッキリ分からず…。
えっこれで麻酔効いてるの…
と不安になる。
先生に「これは？」と聞かれ、
「何とも言えない感じです…」
(なんかされてる感覚はある)
と返したら
「じゃあ麻酔バッチリ効いてるね！
だって今、
お腹に針刺してるもん。」
と言われる。
ﾋｪｯ…麻酔って、すごいね…
………………………
ついに帝王切開開始。
好きな音楽をかけて貰ったので、
ひたすらそれに集中することに。
途中で助産師さんが
手を握ってくれました
(バースプランで希望した)
押されたり何かされてるのは
分かるので、ひたすら
「ｳｪｯ…ｸﾞｴｯ…」と小さく呻くわたし。
痛くはないけど何とも言えない感覚
開始5～10分くらいで
お兄ちゃん(右)出産。
取り出したあと、
急にお腹が楽になったので
真っ先に出た言葉が
「ｱｯ…お腹軽くなりました
」
」産声を聞けて安心するものの、
泣き声がﾎｴｪｪﾝ…とか可愛い感じ
ではなく、ﾌｷﾞｬｧｧｰｯ!!と泣き喚いた声
下界に出ても相変わらず元気だな…
と思いつつ安堵。
そして1～2分後くらいに
弟ちゃん(左)出産。
しばらく産声が聞こえず
あれ…？となったけれど、
双子の大合唱が始まり一安心
お兄ちゃんはひたすら泣いてたけど、
弟ちゃんはしばらくしたら
( ˘ω˘ ) ｽﾔｧ…してました
ある程度の処置が終わったら、
助産師さんが双子ちゃんを
私の真横に連れてきてくれました。
ﾊｧ～～～
ちっちゃい
でもこんなのが2人も
お腹に入ってたんか…
人間の身体ってすごいな…
としみじみ。
兄が2000g弱、弟が約2250gで
ふたりはそのままNICUへ直行。
………………………
その後、切開部の縫合。
所要時間は20～30分くらい？？
なんか肉が焼かれる匂いとか吸われてる感覚とかでめっっちゃ怖い
怖いので音楽に集中して
考えないようにした。
先生達はめちゃくちゃ手際よく
進めてくれてる感じ
トータル1時間かからない位で終了。
手術終了直後から
顔の震えを少し感じるように
個室に戻る途中で
少しだけ待機していた夫と対面。
………………………
病室に戻ってからは血圧が急に上り
寒くはないものの上半身が
どんどん震え出す
血圧170を超え、
震えで歯をガタガタ鳴らしながら
意識朦朧としてくる。
会話はなんとかできる、
くらいの状態。
血圧を下げる点滴を投与し、
その後少し寝て、
起きたら震えは止まっていた。
しばらくは血圧が高い状態だったけど
意識はハッキリし、
足も自分の意思で動かせるように。
術後すぐ身体を動かすのは
めちゃくちゃ怖かったけど
早期離床が目標だったので、
麻酔が効いているうちに
少しずつ足先を動かしたり、
横を向いたり努力
………………………
14時くらいから(約3時間後)
なんかお腹が痛い…と感じるように。
痛みを感じたら
背中の麻酔チューブへプシュプシュ
が、傷ではなく後陣痛だったらしく
麻酔では痛みが取れず…
冷や汗ダラダラで我慢の限界を越え、
夕方に座薬を入れてもらうことに。
少し寝たあとはだいぶ楽に。
人それぞれみたいだけど、
わたしは手術当日が1番痛かった。
夜中もう1回座薬を入れてもらい就寝。
この日は痒みをほとんど感じず
出産して落ち着いたのかな…？
と思った。
しかし残念ながら、
地獄はまだ終わっていなかった。