引退してはじめてのオリンピック。
はじめて応援する側で、モーグルチームのコメントをさせていただいたりしています。
男子も女子も、一緒に遠征に行ってた選手たちなので、さまざまな思い出が蘇り、過酷な環境で戦う彼らに尊敬の念しかありません。
モーグル競技は、スピードも計測してますが、ターンやエアの美しさも競う競技です。
とにかくたくさんの要素があって、試合なので点数はつきますが、点数にならない芸術のような部分もあり、それが一番の醍醐味だな、と感じます。
私がモーグル競技を大好きな理由は(聞かれてないけど。笑)さまざまありますが、冷静と情熱の間の感情で滑ることと、どんな熱いランをしても、またコースに行くにはリフトに乗ること、という二つが大きいです。
どんないいランをしても、すごく悪いランをしても、リフトの長さは変わらず、コースに送り届けてくれます。もうちょっとリフトが長かったらなーと、何度思ったことか。。
調子良い時は、本当に早く着かないかな、と感情によって物事は見え方が変わるのだ、という事を最初に教えてもらったものです。
さて、余談が長くなりました。
モーグル競技が、すでに男女ともに終わってしまいました。
なんだか空虚感を感じます。
これだけ強い日本チーム、みんな立派で素晴らしい戦いを魅せてくれました。
本当に輝いていました。
強い日本チームを応援出来て、すごく嬉しかったですし、こんなチームを作っている城ヘッドコーチ率いるコーチ、スタッフ達の素晴らしい献身が垣間見えました。
両エースの奮闘。
強い二番手、三番手。
男子4人女子4人が出場したハイレベルなオリンピックになりました。
コロナ禍で、大変な思いもしたと思います。
アクシデントはあったと思うけど、大きな怪我なく帰国してくれそうで、本当に良かったです。
先ほど、スキージャンプの混合団体の試合を観てました。ベストを尽くす姿が美しかったです。
メダルメダルって言っちゃうし、現役時代もオリンピックは輝く場所って思って頑張っていましたが、たとえそうじゃなくても、十分に美しいし、一生懸命戦う姿を私たちに共有してくれるだけで、本当に胸が熱くなりますね。
結果がついてこればいいけど、ついてこなくても充分素晴らしいです。
スタートに立ってる選手たちを誇りに思います。
長くなりましたが、男子モーグルと、女子モーグルを終えて、スポーツ報知さんで、コメントさせていただきました。