年内に社内の営業が数名辞めます。
うちのチームの人ではないので、あまり関係ないと言えばそうですが、その辞める人の顧客の一部はこちらで引き継ぐことになるだろうと考えると、関係ないわけではないです。
うちの会社は出入りが激しく、人が辞めることに関しては淡々としています。
しかもあまりきれいな辞め方をした人は少なく、上手に退職するのがいかに難しいかを肌で感じているところです。
その辞め方にあたって、久しぶりに私はぶちんとキレました。
今の会社よりお給料を多く出してくれる所から引き抜きがあってそちらに行くと言っている人(Bさん)と話していた時です。
私:「こんなこと聞いちゃいけないかもしれないけど、次はどういう所に行くの?」
Bさん:「ごめん。それは言えない。だけど、同じ業界じゃないから安心して。」
Bさんは今の顧客を引っ張っていけると以前言っていました。
つまり顧客はBさんだから発注してくれているんだと思っているのです。
なので、自分が同じ業界に転職したらお客さんまで引っ張っていくんじゃないかと私が思って、そういうことを言ったのだと思います。
私はあきれて次の言葉が言えませんでした。
私たちは企画営業で仕事を取ってきたり、作ったりするのが仕事です。
窓口というか担当は自分ですが、お客さんは私たちに仕事を頼んでいるわけではなく、私たちがしょっている会社に頼んでいるのです。
もちろん、営業担当の良し悪しで仕事を頼むかどうかを決めることも多いと思います。
でも、Bさんのお客さんはBさんが担当するずっと前からの既存のお客さんが多いので、Bさんだから仕事をうちに依頼しているわけではありません。
この人、何勘違いしているんだろう?
こういう人でも引き抜きたいと言ってくる会社があるんだ(しかもうちよりお金を出してくれるなんて)
世の中、どうなっているの??
私は内心穏やかではありませんでした。
それを見透かされたのか、上司から「『無敵』ってどういう意味か知っている?」と聞かれました。
私:「無敵…。攻撃されてもやられない状態ってことですか。」
上司:「…近いね。『無敵』って敵がいないってことだよ。」
それを聞いて、私は今までのもやもやしたものや、いらいらがすっと晴れました。
上司はとある先生のブログを愛読していて、その話を交えて話を続けました。
格闘技では相手や己に勝とうと思っているうちは、まだまだ甘いのだそうです。
相手と同調すること。
それが技を決めるポイントというか、相手と同調することによって自分の力が何倍にも大きくなるそうです。
それを実生活に置き換えると、敵を作らないこと。相手と同調すること。
それが「無敵」。
無敵の自分になるためには、自分の敵を作らないこと。
自分の力を何倍にも大きくするには、相手と同調すること。
そう思えば、くだらない部分でいらいらしている人間関係とか、今回のこととか気にならなくなりました。
強くなくても大丈夫。
敵を作らなければ自分は「無敵」。