ニジェールの首都ニアメイについたのはマリの最後の街、ガオを出てから12時間たった夕方の5時だった。
(いや、もっとたどると、ガオのイケてない自称ガイドの意味不明な主張のせいで、
早朝にバスの待合所に移動する予定だったところを、宿の布団じゃなしに待合所の二階で仮眠してからのスタートだった。
仮眠したとはいえ、マリ~ニジェール付近は蚊が多い。ハマダラ蚊(マラリアの感染源となる)じゃないかと気になって、蒸し暑い中寝袋に包まるもんだから、寝られたような寝られなかったような。。)
そしてバスにゆられて12時間。
走り始めから怪しかったエンジンが案の定途中で故障して、パンクもして数時間止まったりもした。

そんなんで直るのだろうか????

お祈りの時間だからと止まったり。
昼間は灼熱の砂漠の中を走る道をゆくのに、バスの冷房はきかなくて(効くかもしれないけど、たぶんお金がもったいないからつけない
)
窓から入る砂埃熱風にうんざりしながら、街を通過するときに集まってくる売り子から、冷凍ヨーグルトを買って暑さをしのぐ。
そして、とうとうニアメイの町外れにあるバスターミナルに到着。
時刻は夕方の5時。
悪路×灼熱×長時間の移動ですでに疲労困憊だが、これから宿を探さなければいけない。
いそいでタクシーを捕まえて、ガイドブックLonlye planetにあった安宿を目指して車を走らせる。
地図を頼りに宿を探すものの、相変わらず看板はない
あたりをすこしウロウロして、それらしきところの前で車を止めてもらう。宿泊予約しているわけではないので、私と荷物をタクシーに残し、相方が空きを聞きに行く。
こういうとき二人だと便利。私の役は、荷物をみはりつつ、運転手が飽きないように、かつ仲良さをアピールすべく話しかける事。これが結構大事で、ぼったくり防止になったりするのだ。
さて、一応宿には間違いなかったらしいのだが、部屋に空きがないという。残念。。
仕方ないので次を探す。
情報ノートにあった隠れ宿(表向きには宿をやっていない)を探していくも、その場所と思われるあたりで聞いても誰も知らない分からないという返事。
安い宿ならどこどこにあると、近くにいたお兄ちゃんが教えてくれる。街の中心の宿については手持ちの情報がほかになかったので、その話を便りに探しに行くと確かに見つかったものの、値段が予想以上に高い。
ニアメには3泊する予定なので、高い宿は避けたいところ。見た目はこざっぱりしてとても綺麗なのだが、べつにそこまで綺麗である必要もないし、ということで別を探す事に。
仕方なく、すこし郊外の安宿をたずねてみることにする。移動の度にいちいちタクシーの交渉をしなければ行けない手間などを考えると、できれば歩いてものがそろう中心街にしたいところだが、ないならしょうがない。
タクシーを拾って(もちろんまずは値段交渉をして)、郊外の宿をめざす。
めざしたものの、ない。。
みあたらない。。。。
ロンプラにだいたいの場所は書いてあったので、その近くに向かったのに、街の人に聞いても、知らないという答えばかり。
これは無くなったか??
ホテルならその先にあるというひとがいて、なんだ場所が少し違ったかとまた向かったものの、全く違う高級ホテル。
それなら2番目の宿のほうが値段も安いし、中心に近いからよっぽどいい。結局タクシーにすこし上乗せ金を払って元に戻ってもらうものの、戻ったらすでに満室だと言われた。。
やばい、宿がない。。。。。


日も暮れつつあり、焦りが出てくる。長時間移動でぐったりしている上に、日暮れの後の宿探しはさらにつらい。しかたない、もう一カ所違う方面の郊外ホテルをあたるべくもう一度タクシーをひろって移動する。
どうか空いていますように。。
祈る気持ちのなか最初のホテルの前を通り過ぎたとき、相方が何を思ったのかタクシーを止めて「もう一度聞いてくる」と飛び出して行った。
何を聞くんだろうと、だんだん考えを停めたくなる頭でぼんやり考える。
あーーーー、宿探しはいつもはらはらドキドキ、シンドイ。
午前中なら、前の人が出たばかりだったりして、それほど困らずに見つけられるのに。夜になればなるほど、埋まってきて難しくなる。
だれか泊めてください・・・・。
と、祈りが通じたのか??
意気揚々と相方が戻って来た。「一部屋都合ついたでI」
神の声だ!III
お

ーーーーー!!!!!
ん、でも、さっきないっていってたじゃん!!なんでだ??
「受付の兄ちゃんと別の、どうやらもう少し偉いスタッフがいて、
その人は英語が出来て、話をしたら、部屋のあきをもう一度確認してくれて
シングルの部屋なら空いてるっていうんだ。」
なんと!助かった~。
そうそう、この辺りはフランス語圏なので、英語があまり通じない。
拙いフランス語ではあまり通じないし、かといって英語で話してみてもやはり通じなくて、そうなると相手がめんどくさがって、話を終わらせようとするなんてことがざらにある。
今回もまさにそのパターンで先ほど断られたようだった。
シングルなら空いているよなんていう提案が向こうからされることはない。
原則は言われるまでやらない。
言われても、、(なかなか)やらない。ごりごり押したら、まぁやるぐらい
感覚。
こちらが「ひとつも空いていないのか?」とごりごり確認しないと真相は分からないのも常。
そもそも部屋が空いていたとしても、そこに泊めたらその分儲かるから泊めようという思考回路はなく、泊めたところで受付のスタッフの給料が上がる訳でもなく、むしろ仕事がふえるので、なるべく何もしないというのが基本スタンス
。
少しは欧米の経済原理を知っている中の上以上(このクラスはヨーロッパにほぼ留学しているらしい)の人たちは、泊めた方が儲かることを理解しているから、そのように働きかけてくれる。そしてそういう人たちは、結構英語も通じるので、話が早い。
いずれにせよ、無事に中心街に近い宿を確保できて、ほっと一安心。
長時間の移動と、最後の宿探しに疲労困憊して、ニアメイでは連日夜、宿の隣の中華に繰り出してエネルギー充電した。どこにでもある中華。えらいぞ。
マラリアが怖くて、がんがんに蚊取り線香をたいて、そこらじゅう蚊取り線香臭になった部屋w。
2012年3月
#ニジェール #旅 #夫婦旅
(いや、もっとたどると、ガオのイケてない自称ガイドの意味不明な主張のせいで、
早朝にバスの待合所に移動する予定だったところを、宿の布団じゃなしに待合所の二階で仮眠してからのスタートだった。
仮眠したとはいえ、マリ~ニジェール付近は蚊が多い。ハマダラ蚊(マラリアの感染源となる)じゃないかと気になって、蒸し暑い中寝袋に包まるもんだから、寝られたような寝られなかったような。。)
そしてバスにゆられて12時間。
走り始めから怪しかったエンジンが案の定途中で故障して、パンクもして数時間止まったりもした。

そんなんで直るのだろうか????

お祈りの時間だからと止まったり。
昼間は灼熱の砂漠の中を走る道をゆくのに、バスの冷房はきかなくて(効くかもしれないけど、たぶんお金がもったいないからつけない

窓から入る砂埃熱風にうんざりしながら、街を通過するときに集まってくる売り子から、冷凍ヨーグルトを買って暑さをしのぐ。
そして、とうとうニアメイの町外れにあるバスターミナルに到着。
時刻は夕方の5時。
悪路×灼熱×長時間の移動ですでに疲労困憊だが、これから宿を探さなければいけない。
いそいでタクシーを捕まえて、ガイドブックLonlye planetにあった安宿を目指して車を走らせる。
地図を頼りに宿を探すものの、相変わらず看板はない

あたりをすこしウロウロして、それらしきところの前で車を止めてもらう。宿泊予約しているわけではないので、私と荷物をタクシーに残し、相方が空きを聞きに行く。
こういうとき二人だと便利。私の役は、荷物をみはりつつ、運転手が飽きないように、かつ仲良さをアピールすべく話しかける事。これが結構大事で、ぼったくり防止になったりするのだ。
さて、一応宿には間違いなかったらしいのだが、部屋に空きがないという。残念。。
仕方ないので次を探す。
情報ノートにあった隠れ宿(表向きには宿をやっていない)を探していくも、その場所と思われるあたりで聞いても誰も知らない分からないという返事。
安い宿ならどこどこにあると、近くにいたお兄ちゃんが教えてくれる。街の中心の宿については手持ちの情報がほかになかったので、その話を便りに探しに行くと確かに見つかったものの、値段が予想以上に高い。
ニアメには3泊する予定なので、高い宿は避けたいところ。見た目はこざっぱりしてとても綺麗なのだが、べつにそこまで綺麗である必要もないし、ということで別を探す事に。
仕方なく、すこし郊外の安宿をたずねてみることにする。移動の度にいちいちタクシーの交渉をしなければ行けない手間などを考えると、できれば歩いてものがそろう中心街にしたいところだが、ないならしょうがない。
タクシーを拾って(もちろんまずは値段交渉をして)、郊外の宿をめざす。
めざしたものの、ない。。
みあたらない。。。。
ロンプラにだいたいの場所は書いてあったので、その近くに向かったのに、街の人に聞いても、知らないという答えばかり。
これは無くなったか??

ホテルならその先にあるというひとがいて、なんだ場所が少し違ったかとまた向かったものの、全く違う高級ホテル。
それなら2番目の宿のほうが値段も安いし、中心に近いからよっぽどいい。結局タクシーにすこし上乗せ金を払って元に戻ってもらうものの、戻ったらすでに満室だと言われた。。
やばい、宿がない。。。。。



日も暮れつつあり、焦りが出てくる。長時間移動でぐったりしている上に、日暮れの後の宿探しはさらにつらい。しかたない、もう一カ所違う方面の郊外ホテルをあたるべくもう一度タクシーをひろって移動する。
どうか空いていますように。。

祈る気持ちのなか最初のホテルの前を通り過ぎたとき、相方が何を思ったのかタクシーを止めて「もう一度聞いてくる」と飛び出して行った。
何を聞くんだろうと、だんだん考えを停めたくなる頭でぼんやり考える。
あーーーー、宿探しはいつもはらはらドキドキ、シンドイ。
午前中なら、前の人が出たばかりだったりして、それほど困らずに見つけられるのに。夜になればなるほど、埋まってきて難しくなる。
だれか泊めてください・・・・。
と、祈りが通じたのか??
意気揚々と相方が戻って来た。「一部屋都合ついたでI」
神の声だ!III
お



ん、でも、さっきないっていってたじゃん!!なんでだ??
「受付の兄ちゃんと別の、どうやらもう少し偉いスタッフがいて、
その人は英語が出来て、話をしたら、部屋のあきをもう一度確認してくれて
シングルの部屋なら空いてるっていうんだ。」
なんと!助かった~。
そうそう、この辺りはフランス語圏なので、英語があまり通じない。
拙いフランス語ではあまり通じないし、かといって英語で話してみてもやはり通じなくて、そうなると相手がめんどくさがって、話を終わらせようとするなんてことがざらにある。
今回もまさにそのパターンで先ほど断られたようだった。
シングルなら空いているよなんていう提案が向こうからされることはない。
原則は言われるまでやらない。
言われても、、(なかなか)やらない。ごりごり押したら、まぁやるぐらい

こちらが「ひとつも空いていないのか?」とごりごり確認しないと真相は分からないのも常。
そもそも部屋が空いていたとしても、そこに泊めたらその分儲かるから泊めようという思考回路はなく、泊めたところで受付のスタッフの給料が上がる訳でもなく、むしろ仕事がふえるので、なるべく何もしないというのが基本スタンス

少しは欧米の経済原理を知っている中の上以上(このクラスはヨーロッパにほぼ留学しているらしい)の人たちは、泊めた方が儲かることを理解しているから、そのように働きかけてくれる。そしてそういう人たちは、結構英語も通じるので、話が早い。
いずれにせよ、無事に中心街に近い宿を確保できて、ほっと一安心。
長時間の移動と、最後の宿探しに疲労困憊して、ニアメイでは連日夜、宿の隣の中華に繰り出してエネルギー充電した。どこにでもある中華。えらいぞ。
マラリアが怖くて、がんがんに蚊取り線香をたいて、そこらじゅう蚊取り線香臭になった部屋w。
2012年3月
#ニジェール #旅 #夫婦旅