エンゲル係数どれだけ?というほどに3食を食べ倒した日々。
自転車をこぐから、お腹がすく。(チャリってカロリー消費は少ないらしいけどw)
昼からビールを飲み、夜は二人でワインを1本空け(どちらもそんなに強くないけど、このときは飲めた)
帰国してからは、食べたことばかり思い出していたけれど、
実は結構つらい日々だったのも思い出した。
なんてったって、未経験でのチャリ旅行。
なのに、毎日100km行程。
スタートのトルコは登っては下るの繰り返し。
平坦な道にしてくれと何度思ったか。
東欧もいくつもの峰をこえていく山道の連続。
平らになったと思ったイタリア・スペインは日陰の無い灼熱の道。
アルプス越えは2744mの標高、最大傾斜14度。。。
走り慣れもあってフランスがそのなかでも少しは楽だったかな。。。。
全行程で約5000km、4ヶ月。5日走って3日休むようなペース。
何も知らなかったから。
やってみたらいいんじゃない?と、一緒に行ったら楽しいだろうしと、
ついていけると思ってたけど、、
つらかったなー。。。
「走りやすい速度が違うから、並走はしない。」by相方
わかるよ、わかるよ。
でもさ、思い描くのは、二人並んで楽しく走るみたいな図なわけで、笑。
でも現実は、8割独走。
出発して、すぐに置いて行かれて、交差点や休憩ポイントで待っている相方。
そしてまた、出発した途端置いて行かれて、つぎのポイントまで独走。
追いかけても追いかけても、追いつかない。
待っててもらって、そこまで行って、でもまた置いて行かれて。
一緒に走れる時間はわずか。
スタート直後と、相方がスピードを弱めたとき、町に入ってはぐれやすい時だけ。
あぁ、アドベンチャーレースの時と同じだ。。。
迷子にもなった、笑。
でも、違う道を走ることはなかったな。
でも、一歩一歩進めるのは自分しかいなくて、
そのスピードは自分に依存して、
努力を続けなければいけないのだ。
いまの自分もまた、その状況と同じに思える、笑。
自転車旅行は完走した。
ロカ岬まで無事走りきった。
わかったのは、どんな一歩でも踏み出せば一歩進むってこと。
どんなに重いペダルでも、積み重ねて行けば進む。
当たり前のことだけれど、とても重大な発見。
そのことを思い出した。
自転車旅行の行程
スタート:トルコ(イスタンブール)、ブルガリア、セルビア、ボスニアヘルツェゴビナ、クロアチア、スロベニア、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル(ロカ岬)
しかし、よく、行ったな・・・・・笑。