性被害はそこら中に

 

  ジャニーズ事務所は社名をそのまま残すと今のところ言っていますが、私は正直なところなぜそんな決定をしたのか新体制の責任者の意識を疑います。

 

  あの報道を見た人の中には、ファンであってもなくてもいろんな形で性被害にあった人がたくさんいるはずです。世の女性たちの中には過去に痴漢の被害に会った人が大勢居ますし、きっと今日も被害にあっている人がいます。私も高校生のときに何度も中年男性にひどい目に会わされ、今でもそのいやらしい顔が脳裏に焼き付いています。怖くて声を上げられず、誰にも相談できず、今でも時々思い出します。痴漢の被害者としては、もし「痴漢事務所」という名前のタレント事務所があったらどんな気持ちになるか、是非ジャニーズ事務所の方に考えてみてもらいたいです。どんなに素敵なタレントさんが所属していても、私は心からは応援できないです。

 

  他にも痴漢レベルではない相当な被害に会っている人達が多数いると思います。テレビに突然喜多川氏の顔がアップで出てきたら、直接彼のターゲットになったわけでなくとも自分の過去の忌まわしい記憶がよみがえってくるのではないでしょうか。

 

  世の性被害者はそこら中に何万人もいると言っても過言ではありません。ただ社名を残すだけじゃないかという単純な問題ではなく、これだけの人々の傷口に塩を塗るような問題なんだという認識をしてほしいと思います。