私は恋に落ちやすい。
非常に落ちやすく、常に恋していないと生きた心地がしない、恋愛依存体質なのです。
そんな私ですが、二十数年生きてきて、そんな私だからこそ知った事実があります。
「喉元すぎれば熱さを忘れる」
恋とはこれに尽きるということを。
恋している時、特に片思いの時なんかは、めちゃくちゃ苦しいですよね。
苦しくて苦しくて何も手につかない。
四六時中あの人のことで頭がいっぱい。
あの人から連絡があったかどうかでその日の気分が大きく左右されるし、会えたか目が合ったか話せたか、ほんとちっちゃなことで幸せになったり不幸せになったり……。
私の場合は、本当にずっと、好きな彼のことを考えてはニヤニヤしたり落ち込んだりしていました。
ほんと、ハタから見ると重症でイタイですね(笑)
けど止められないんですよ。10代の頃は、ハタチ過ぎたらもっとオトナな恋をするんだと思っていたんですけど、そんなことありませんでした。
いくつになっても、「恋をする」という気持ちに差異はありませんでした。
それでも、成長はしています。
アプローチの仕方だったり、恋心に対する考え方、恋に依存する私自身の姿勢は、十代半ばより、オトナになったのではないかと思っています。
その理由が、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という事実を知ったから、というわけです。
まあ、既に語り尽くされたような話ですが。
恋っていうのは、一過性のものなんですよね。だいたい、恋はすぐに形を変えます。愛になったり執着心になったり。そして、必ずいつかは、追懐の情へと変化するのです。
「ああ、そんなこともあったなぁ」
「とっても好きだったなぁ」
そんな風に、落ち着いて考えられるようになるのです。
今、あなたが、どんなに彼に恋焦がれていようと、いてもたっても居られないくらい、ソワソワしていても、絶対にそれは、過去の気持ちになるのです。
「あの時はあんなに好きだった」
ふとした時に、過去の恋愛をそんな風に思い出して、切なさに酔いしれる。
けど、懐古なんてすぐ終わりますよね?
そうなんですよ、懐古なんて、切なさに酔いしれる道具でしかないんです。何度思い出しても、今すぐ向き合わなきゃいけない現在進行形の感情にかき消されるんです。
だから、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なんです。絶対に、今感じてる焦燥感を、人間は忘れるんです。思い出に変えるんです。
もし今、恋に焦がれてどうしようもない気持ちになっている人がいたら、私は声を大にして言いたい。
「どうせその恋だって忘れるんだから、まあとりあえず落ち着こうぜ!」
焦ってアプローチしたって、あんまりいいことないでしょ?自分が疲れるだけじゃない?
いつかは忘れる。
いつかは思い出になる。
それなら、黒歴史にするより、綺麗な思い出にした方が、良いに決まってるでしょ。
だから、焦らず、ゆっくり、今感じている恋を、噛み締めた方がいいんです。
絶対、いつかは、思い出になるんだから。