リモートで忙しく仕事をしていると、あっという間に夕方になる。一日座りっぱなしのことも多いので、できるだけ夕方に散歩に行くようにしている。日が暮れている中、遊歩道を歩いていると、時々ものすごい淋しさに襲われる。子供の頃夕飯時になると、遊ぶのを辞めて家に急ぐときに、暗くなっていく空を見上げて淋しいような焦るような気持ちになったのと似ている。あの頃は家に帰れば夕食ができていて、両親がいた。今は家に帰っても、独りの食卓があるばかり。これも時間に追われてYouTubeやネットニュースを見ながら夕食を食べ、あっという間に寝る時間になる。その頃になると、しみじみと、「淋しいなあ」と思う。このままずっと独りで生きて行けるのかな?とか、両親が死んでしまったら、自分は本当にひとりぼっちになってしまうなあとか、夫のいない身を嘆いたりするのだ。リモートでスクリーン越しにしか話をしないと、その淋しさがとても強くなって、私はとうとう実家の近くに戻ることにした。お金も手間もかかるが、この淋しさ、むなしさに耐えられなくなったのだ。50も過ぎて何をやっているんだろう、海外にも何年も独りぐらいしていたじゃないかと自分を叱咤しても、やはりこの淋しい気持ちはどうにもならないのだ。
夜の散歩の景色
