ブッシュさんを乗せた「プロ」の運転手 | 中小企業のDX

ブッシュさんを乗せた「プロ」の運転手

昨年の2010年の正月。



1年以上前になるが、新年始まったばかりの時におみくじをひいた。



「吉」だった。



おみくじの運勢がなんであろうと、「大吉」だと信じている僕ですが、そこに書かれているメッセージだけはちゃんと聞く。



「目上の人の意見を聞け」



と書いてあった。





だから、自分は「違う」と思ったことでも、年上の方が言ってることは素直に聞いてやってみよう、と1年間やってきた。




そのおかげで、とてもよい2010年になり、今年さらにさらによい年になっていきそうな気がしてならない今現在であります。





今日、目上の方との出来事で印象に残った話があるので、書き留めておきます。




佐藤明徳さん、という68歳のタクシーの運転手と出会いました。




僕がお客さん、明徳さんが運転手です。




すごく元気な方だったので、まさか68歳などとは思わず、今回の地震について車中トークをしました。




仙台には納豆がいまだにどこに売っていない、という話。



3日前に横浜にいる娘さんに、水を届けにいき、納豆をもらってきたという話。



仙台のタクシーは、全タクシーの10%しか、今現在営業していないという話。



万が一のために、「緊急車両」になるための申請を出していたおかげで、ガソリンに困らなくて済んでるという話。



いろいろ話ました。



あまりにも、前向きで元気で明るいので、興味が湧いて



「運転手さんは今おいくつなんですか?」



と尋ねたところ、この地震によるドンヨリ感を吹き飛ばすポジティブメッセージが返ってきました。




『私はね、68歳なんですよ。もう周りは、定年して年金暮らしのやつらばっかりですわ。
でもね、気持ちは40歳で、現役バリバリなんです。【年齢】というのは、平等に与えられてるから毎年増えていく。でも、【心】はいくつになっても若くいられるんですよ!
まだ生かされてるってことは、世の中に役に立てる【何か】があるからだって思ってる。
だから、今こそ一生懸命仕事やらないといけないでしょ!
トランクにも20Lのガソリンを積んでるから、本当に困って人にもわけてあげれる。食料も二日分は積んでるから、何かあってもなんとか対応できる。やれることやらないとね。』





(なんだこの人は!?)



僕は感動しました、その心意気に。




んで、もっと話していくと、この方極秘でブッシュさんを乗せて仙台を案内したことがある方でした!
そう、あのアメリカ元大統領のブッシュさん。写真も見せてもらった。




またまた興味が湧いてきて、


「なんで乗せることになったんですか?」


と聞きました。



この物語もスゴイと思ってしまった。



こんな話でした。




ずっと昔に、お金をもっていないポロボロの服を着た外国人を、秋保温泉まで親切で乗せていったことがあったそうなんです。




その人がどんな人はまったく知らずにそのときは別れたそうです。



名刺だけは、最後に渡して。














月日がたって、突然電話がきました。



「極秘でブッシュ大統領をのせてほしい」




なんと、そのボロボロの服を着た人が、ニューヨークタイムス社の記者だったのです。





いろんな偶然が重なって、その記者の方に話がきて、タクシーの運転手へ電話することになったようです。





「移動できなくて困ってる人を助ける」



という本来のタクシーの役目を、使命感を持って果たされてる。



プロだな~と思いました。