先日、知人の中小企業経営者と話をしていましたら、会社の経営や差し迫った課題に関して自ら判断を下さないといけない時に、一人思い悩むのでなく人と話すことの大切さの話題となりました。社長は、例えば技術的な課題をクリアーするアイデアを探している時に、夜遅く帰って奥さんと二人の食事のときにその話をするそうです。その奥さんはと言えば、経営やまして技術的なことは門外漢で理解出来ないとの話でしたが、分らないなりにも関心を示して聞いてもらえるとの事。社長も理解が難しい話を奥さんに伝えるとなると自然と分かりやすい言葉で説明しているとの事です。そして、話している間に明日検討してみようと言うアイデアが結構思い浮かびそうです。


 この話を聞いて、夜遅い帰宅にも関わらず待っていて、そして理解できなくても関心を持って聴こうとする奥さんと、理解し難いから会社での話より丁寧に言葉を選んで説明する社長の間に大切なものを感じました。お互いの信頼関係のもと、理解し合おうとする姿勢が滲み出て、それが結果的に内容は分からなくても主人である社長の気付きにつながっているのかなと思いました。奥さんに分かってもらおうと分かりやすく説明すること自体が尊い事と思うのですが、そのように社長の頭を働かす事で新たなアイデアが生まれ、気付きの機会となっていて、奥さんは素晴らしい「てんねんコーチ」と思いました。