前回の同ブログで鳥取県の大山登山の話を書きましたが、思っていたより私にとってはきつい登山でした。登山口は標高700mで山頂は1700m余りのため約1000mを岩がごろごろした階段状の登山道ですが、普通に登って頂上へは2時間30分~3時間ほどかかりました。途中でV字型の登山道となり交互通行しかできない個所がありました。ここで見聞きした事を一つ書きたいと思います。
登る時でしたが、上から小学生(大阪池田の5年生)が100人余り降りてきました。こんにちは!がんばって!とかみんなが声を掛けてくれましたが、ちょうどと地形的に下り難く、滑りやすいところをそれぞれ降りていきました。次々に切れ目無しに降りてくるので全員過ぎるまで待つ事にしました。いろいろな子どもがいました。勢いよく飛ぶように降りたり、腰を引き滑りながら降りたり、「こんにちは」と言ってくれるのは良いのですが、もう声が聞こえないぐらいかぼそい声で、しかしなんとか降りていったり、時には見ていてもかなりヒヤヒヤする場面もありました。見ていてヒヤヒヤすればするほど、単なるハイキングでなく、しかし単なる山登りでもないこのような体験を企画した学校は、ふとどんな学校かな??と思いました。
と言うのは、私から見てこの山は結構急で石ころだらけで子供が集団で登るには、かなり危険性を伴っているのでないかと思ったからです。子どもの安全優先からあまり危険を伴う行事を避ける学校が多いのではないかと思っていただけに、この光景は逆に新鮮で実施している学校に親近感を覚え、少し嬉しくなってしまいました。生徒10-15人に一人の引率の先生をつけていました。また、一人かなり足の不自由な子供も参加していて、2人の引率者が前後から紐で体をくくり誘導していました。その姿を見て一層この学校の考えを感じる事ができました。
大人の私でもこの登山は体に、そして記憶に強く残ることとなりましたが、子どもにもきっと一生の思い出になったのではないかと思います。安全は勿論大切なのですが、かなりの危険と隣り合わせの中で可能な対策は行い、果敢にこのような登山体験を企画して実施している学校があることに驚きました。帰りのバスの中で隣の人とこの話をしたらその方もほぼ同じ思いを持っておられました。