ギターもベースも右で弾いているが、実は根っからの左利き。母も祖母も左利きだから遺伝なのかも?って勝手に思っている。
 子供の頃、多少小馬鹿にされる感じで「ぎっちょ」って言われてた事が多々あったし、大人からも、左手でハサミを使ったりすると、ハサミが悪くなるから使うな!言われた事もよくあったよ。親のしつけができてない的な扱い。そんな時代だったんだろうけどね。
世界の中で左利きの割合い
 『世界大百科事典 11 改訂新版』(平凡社)によると、イギリス、フランス、アメリカなどの先進国だと4-6%程で、日本は10%程だと。さらに、『女の脳・男の脳』(日本放送出版)によると、
「左手利きの比率は、歴史、民族を超えて5-10%と一定であり、その決定には遺伝的要因が大きいことは確かである。」と記載。俺が思っていた遺伝は当たっているのかも。でも意外と少ないんだね。
左利きのミュージシャンは?
 バンドマンなもので、左利きのミュージシャンについて少し調べてみた。
 
・ギタリスト
- Jimi Hendrix:ロックギタリストのパイオニア的存在の一人だね。右利き用のギターを左で弾いているのも印象的だし、ギターを燃やしたり破壊したり、やりたい放題な神様。
- Tony Iommi:ブラックサバスのギタリスト。この人も伝説的バンドのギタリストだが、神様と言うより悪魔の部類(当社比)
- Kurt Cobain:Nirvanaのギタリスト。グランジのパイオニア的存在。弾きざまがカッコ良かったが他界。
・ドラマー
- Ringo Starr:ビートルズのドラマー。右利き用で叩いているから一見わかりにくいけど、叩き方に左利き特有のクセがある。
- Ian Paice:Deep Purpleのドラマー。イベントでイアンの御世話をしてから特に神様。
- Phil Collins:ジェネシスのドラマー。ジェネシス好きだけど、フィルのドラムを詳しく追ったことないなあ。すんません。
- Dominic Howard:MUSEのドラマー。右利き用で叩いているけど、両利きな少し違和感なドラムを叩いている。
- 茂木欣一:東京スカパラのドラマー。超変則的な叩き方。自由だね。
・ベーシスト
- Paul McCartney:左でベースを弾きながら歌う姿はまさに神。
- ・・・・・・ううううう、ポール以外でてこないぜーー。もちろんビートルズバンド界にはレフティなプレイヤーさんはいるけれどね。
ついでに偉人
- アレクサンダー大王:おーーーっと大王登場
- ジャンヌ・ダルク:フランスの英雄登場
- ミケランジェロ:ルネッサンス!西洋美術の神様!ダヴィデ像だもんね
- レオナルド・ダ・ヴィンチ:この人も西洋美術の神様
- ナポレオン・ボナパルト:この人は神様じゃなく皇帝
- アイザック・ニュートン:学者の神様じゃないっすかーーマジすげ~っす
- ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ:詩人の神様まで
- ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:無意識にRoll Over Beethovenって言葉が出てしまう。学聖
- エドヴァルド・ムンク:叫べ
- フリードリヒ・ニーチェ:どえらい哲学者
- アマデウス・モーツァルト:下書きをしない天才
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:音楽の父
- チャールズ・ダーウィン:ダーウィンがきたー!現代生物学の父
- トーマス・エジソン:偉い人
- マリ・キュリー:夫人
- チャールズ・チャップリン:喜劇王
- パブロ・ピカソ:天才でしょー
歌の中の世界での左利きも
 代表的なのはピンクレディの「サウスポー」と麻丘めぐみの「私の彼は左利き」だろうね。ちょっと時代を感じるけれど。ネットで色々調べてみた↓
- ピンクレディの「サウスポー」:伝説的大打者の王選手(当時)と対戦する左利きのピッチャーを歌ってたけど、王選手自体もサウスポーだったりするね。俺も王選手に憧れて草野球では一塁を守り、一本足で打席に入ったりしていた野球少年な小学生だったよ。
- 麻丘めぐみの「私の彼は左利き」:右利きの彼女が左利きの彼氏とのすれ違いを歌詞にした楽しい曲。この曲では、散々からかわれたよ。
- 山口百恵の「イミテーションゴールド」:今の彼氏と昔の彼氏を比較して「利き手が違う」って歌ってる。
- アリスの「終止符」:「左利きのあなたの手紙。右手でなぞって真似てみる」って、手書き時代だね。文字って大抵右利き用にできているから左利きが書く字は超癖字。今ならLINEとかMessengerだからナゾっても無駄だぜ。
- Gloveの「DEPARTURES」:Gloveのヒット曲だね。「前髪も伸びたね。同じぐらいになった。左利きも慣れたし風邪も治った」って。慣れないと厳しいもんなのかな?
- David Bowieの「Ziggy Stardust」:「He played it left hand....」なるほど。なんか言ってる。
- Blankey Jet Cityの「左ききのベイビー」:タイトルだけで歌詞には特にないかな。
- Yellow Monkeyの「RED LIGHT」:「左ききの少女の夜を買う」だって。省略。
- Hound Dogの「Long-good bye」:「左利きの文字に酒の匂いがする」だって。俺か。
- SKE48の「キスだって左利き」:これは困ったもんだ。どこかで見られたかな?って歌詞。
歌の世界の左利きって、右利きとは違う「なにか」をそれぞれ詩にしたためる感じってところかな。
俺の利き手
 世の中、右利き用にできあがっているもので、完璧な左利きのままでは生きてはいけぬ事も多々あり、我ながらも右用に変えたこともあるし、その結果として両方使えるものも有ったりする。
今現在の俺の利き手というか、どっちを使っているかを分類してみた。
左
- ドラムを叩くこと
- ボールを投げること、ラケットを持つこと、野球にゴルフにボーリング
- 円盤投げ、砲丸投げ(マニアックだけど、共に高校総体に出場した経験あり)
- 毛筆
- じゃんけん、挙手、ばいばい!
- 電車の改札口でのパスをかざす手
- ケーブル類の8の字巻き
- 縫い物
- リンゴの皮むき
- 鼻をほじるなんてしませーん
右
- 字を書くこと(直された)
- お箸を持つこと(直された)
- ギターとベースを弾くこと(家にあったギターとベースが右用だったからなのだよ)
両手
- ハサミ、ネジ巻き
- スマホやマウス操作
- 耳かき、目薬
最近の左利き事情
 昔に比べて左利きを無理やり右に直される事も減ってきてるのかな?差別される事も減ってきたんだろうし、個性を大切にする時代にもなってきて、普通に左利きの人が増えた気がする。
 最近でも苦労するのは、駅の自動改札でパスをかざす事かな。ボーリングの穴は右利き用なので、左利きの人が投げると妙な軌道を描くよ。でもそのくらいかな。良い時代になったよ。

