pure交換日記 | 絲木建汰オフィシャルブログ「縁の絲と巴清里の木」powered by Ameba

交換日記めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい(T_T)
しかもかなりの長文になった上に話がどろどろしてしまいました!



まあ、あまり期待せずにご一読ください!



明日のアメスタで、龍と二人で21時からプレミアム放送に出演するので、この話についても語りますよ!



明日楽しみやわ!



ここまでのお話
俺、古屋けんたはミスマドンナこと窪川りさとペアになり、
夏の花火大会イベントを最高のものにしようとしていた!
だがくじ引きなんかでペアになる確率は限りなく低い・・・
それならばいっそ花火大会までに急接近すれば学校のイベントを無視して花火見れるじゃない!!
そう考えたけんたはマドンナの情報を集めまくる。



しかし花火大会の7日前、彼女のバイトしているコンビニでけんたはテンパって意味不明なことを口走り、
さらにマドンナの元カレ(最近マドンナと別れたと噂される)澤井先輩が不敵に現れた!!!さあ、どうなる!!!


花火大会
6日前



昨日はあまりにもひどい日だった・・・
澤井先輩に完全にマークされただろう。しかしなんだあの態度は!
あんたはただの元カレだろうが!もうマドンナとは関係ないはずだ!!
・・・いや待て、確かこの情報の提供者は澤井先輩に片思いしている新体操部の中川やよい先輩だ!
そうか!俺を当て馬にしてあわよくば澤井先輩とマドンナの仲を悪くして、澤井先輩に近づこうっていう魂胆だな!
・・・ふふ、ふふふふ、あははははははは!!!そうかそうか面白い!!!
なら中川先輩の恋心、この俺が上手く利用させてもらいますよ!!!!!



5日前
よし、必要な物は全てそろった。
後は実行に移すだけだ・・・上手くやれよ俺!



4日前
コンビニへ行く。マドンナが今日シフトに入っている事は間違いない。
いた。まあ当然だ。他のバイトに賄賂を送って聞き出したのだから!



「やあ、この前はごめんね!」



「大丈夫だよ(笑)お腹平気だった?」



「うん、ありがとう。もう大丈夫!あっ、これ澤井先輩のケータイなんだけど、部室に忘れてっちゃったみたいで、渡しといてくれる?」



「え?」



「って、あ、ゴメン!りささん澤井先輩と、その、仲が良いって聞いたからっ、いや、今の話は忘れて!!また明日学校で!!それじゃっ!!」



「あっ、古屋くんっ・・・」



よし、種は蒔いた!あとは育つのを待つだけだ!!



3日前
そろそろかな?
「おい!待てよ!!どういうことだ?ちゃんと説明しろよ!!」



「いや!話す事なんて何もない!!私たちもう終わりよね!!」



澤井先輩とマドンナが言い争っている。
上手くいった!!!!
澤井先輩、あなたにはマドンナを置いて退場していただきますよ・・・ふふふ



1日前
コンビニへ寄る。
「あれ?りささんどうかしたの?」
メイクでうまく隠してはいるが目元が赤い。昨日はかなり泣いたようだ。酷なことをしたなと我ながら思う。



「えっ、どうもしてないよ?」



「そう?ならいいんだけど・・・」



「古屋君、あと30分くらいでバイト終わるから、ファミレスで待っててくれないかな?話したい事があるの」



「もちろん!じゃあ3丁目のファミレスにいるね」



ファミレスにて。
「ごめん、お待たせ!」



「大丈夫!それで話って何?」



「彼氏に、澤井先輩と別れちゃった・・・」



「えっ!?」



その後マドンナは澤井先輩が中川先輩と浮気していたことや、その事実を知っていた友人を脅して口封じしていたことなどを矢継ぎ早に語った。
そして、そのことを勇気を持って教えてくれた俺に感謝していると告げた。



「ねえ、傷ついてる時にこんな事言うのもなんだけど、明日の花火大会一緒に見に行かない?」



「ああ、いや、無理にとは言わないよ!ただくじ引きで決めたペアで見に行くのとか、そういう気分じゃないかなって思っただけでっ・・・」



「いいよ」



「えっ!!!」



「確かに騒ぐ気分じゃないし、知ってる人と行く方が安心だしね。それに今回のお礼もしたいし・・・」



「ほんとに!?まじで??ありがとう!!!」



やった!!!!目的をついに果たした!!!おれはやり遂げた!!!
確かに汚いと言われればその通りだが、結果オーライってやつだ!
俺は4日前、中川先輩とコンタクトした。中川先輩はぶっちゃけかわいい(まあ、マドンナほどじゃないけどね)もし彼女に告られたらほとんどの男は首を縦に振るだろう。
そこで彼女に共闘を持ちかけた。中川先輩は快諾した。澤井先輩とマドンナが破局すれば自分たちの望みが叶うわけだから、まさに願ったり叶ったりだ。



澤井先輩はその容姿故に好色なところがある。中川先輩に誘われれば断るはずがないのだ。俺の読みは的中し、二人はデートに出かけた。
高校生が飲酒するなんて駄目に決まっているが、澤井先輩はすでに飲んでいて、酔うと寝てしまうタイプである事は知っていた。
それを利用して中川先輩にお酒を飲ましてもらい、テンションがあがったところで二人で2ショット写真をとってもらった。
あとは寝てしまった澤井先輩のケータイと、用意しておいた同じケータイとをすり替えてデータをSDカードにコピーしてダミーを置いてきてもらえば完了だ。
待ち受けを中川先輩との2ショットに変え、中川先輩が送ったメールにそれっぽく返信してやり取りの証拠を残す。
そして部活中に何食わぬ顔で先輩のケータイとダミーケータイのデータを移し直して持ち去れば、浮気の証拠しか詰まってないケータイの出来上がりだ。
そのケータイを翌日マドンナに渡した訳である。
まさに結果オーライ、澤井先輩は中川先輩と遊んだ手前マドンナに問いつめられても強く否定できず、説明しようにも寝ていて記憶がないのだから黙るしかない。



ああ、明日が待ち遠しい!天にも昇る気持ちで古屋けんたは眠りについた。



その頃
「そうか・・・あいつが・・・あいつが仕組んだのか!!!!許さねーぞ古屋!!!!」


それぞれの思いを乗せて、時は流れ、



いよいよ花火大会当日・・・


任せたよ龍!!!!上手く落としてくれ!!!笑