わたし、という器気のおけない友人と、ティータイム。窓辺の席で、運ばれたコップふたつ。太陽の光で、影にもうひとつ、ワイングラスのようなカタチが現れて。ぼんやりとながめながら「わたし」もこんな器であるような気がしてきました。光が射すときも、そうでないときも、時と経験を注いで、わたしというカタチをつくってきた。コップをながめながら。わたしの中に注がれている、時も、想いも、そのとき、そのとき、一所懸命にそそいでいたものだと思うと、飲みほして味わいたいような。飲みほしたりできないような。少し切なくて、甘い気持ちになりました。