SDGSの一番の謳い文句ですね。

なんてことない、Sの持続可能性のお手本は歴史政治学や人類学を学べば、たくさんあります。その形態は様々です。

規模からしても縄文時代はその代表例でしょう。

　縄文時代は１万年以上、北海道から沖縄まで（沖縄でも先島は違う文化圏であったようです）の日本列島で、ときには喜界島のカルデラ爆発火砕流なんて超ド級の災害を受けながらも続きました。

　研究が進むにつれて、縄文文化は縄文文明と言うべきだという意見もだんだん持ち上がってきているように思います。「文明」というからには文字の存在が問題になります。「神代文字」は奈良時代以後に作られた説が最近は有力視はされています。

　それはさておき、様々な技術や器具は縄文時代に日本から世界に伝わったという説（怪しいですけどね）を最近、唱える研究者もいるようです。

　そんなことより、縄文時代の文化レベルは以前の定説よりも世界的に高度で、古いものであったというのは確かなようです。

以下は個人的な意見です。

おおまかに言えば、縄文時代が長く続いた理由は以下のようだと思っています。

①部分的には大陸とつながっていた時期もあったのでしょうが、

「島国」の文明であったこと。それは、大陸からの野蛮人の侵攻への

自然の防壁となりました。

②遺伝的な要素があるのかも知れませんが、「和」の心とか「協調」

　「助け合い」の心を持つ者が多かった。そして富の独占化などの

　軋轢が生じなかった。

　縄文時代の遺体発掘の調査では、ほとんど争いがあった形跡があり

　ません。　それが渡来人が増えた弥生時代以降になると平和はだん

　だん失われてゆきます。

③矢じりやナイフなどに使われる黒曜石の産地は北は十勝から本州、

　九州、伊豆諸島（恩馳島）などですが、黒曜石は縄文時代では全域

　に流通していました。マグロ漁もされていましたので航海術もけっ

　こう発達していたようです。

　　生産面でのレベルが高いため、食料の確保などで利を得ていたも

　のと思われます。食料の確保は「持続性」の要でもありす。

　　栗の木は植樹もされていました。植樹は今の里山の文化でも重要

　ですね。里山は持続性のある再生産を繰り返す優れた文化です。

　　　　白川郷の合掌作りは栗の造られています

④実は、渡来人もしばしば訪れてきたようです。渡来人にはユダヤ人

　も含まれていたとう説は有名です。渡来人とは争わず、新しい文化

　や技術などを上手く取り入れていたようです。その性向もずっと引

　き継がれているから今の日本の工業力などがあります。

SDGSなんてのは、頭（理念）と下半身（行い）が別々のおかしな代物です。戦争やら諍いで儲けてきた連中が掲げたもの。悪しきグローバリズム教の「聖典」のようなものです。言っていることは単なる嘘つきの理想でしか思えません。

あのバッジを襟章などで見つけると気分が悪くなります。

SDGSは最近はメガソーラーとか、大型風力発電などをばら撒きました。20年もしたら危険なゴミになります。それらの後始末、誰がするのでしょうか。結局は一般国民の負担金によるものです。

　なお、話を変えますが、日本と中国なんかの国際協力のやり方には、大きな違いがあります。

　日本のODAは、相手国の人を「主人公」にして、ハードだけじゃなく技術を伝え、人を育てるようなことをしています。現地の治安状況もいろいろで、「殉死」した方もいます。

中国の海外支援は「ハード」中心で、作業員も中国から送り、現地では人材は育ちません。そして借金漬けにして、最後にはインフラなどを借金の肩代わりに租借権を要求して分捕ったりします。スリランカの港の例などが有名です（８月にスリランカに旅行しますので見てこれたらと思っています）。

　日本の海外援助のやり方こそ持続可能性ではないかと思います。

そして、その元になる精神は縄文文明の影響を受けていると言ったら

、それは妄想なのでしょうか。

実は、昨夜、いつもの「例会」でとつぜん「日本は鎖国が良い」とオッサンが言い出しました。そんなことをしたら江戸時代以下の人口になるまで死者が出てしまいます。　しかし、ある意味、それも縄文文化のことを考えたら、絶対的な間違いでないと、朝に目覚めてから思ったので書いてみました。

今日はひどい黄砂で、今日は登ろうと思っていた近くの山の山頂がかすんで見えません。　健康な登山をしたいですね。　

ってなことで、そろそろ、頭の芝刈りの時期。暖かいので散髪屋に行ってこよう。

　怪しすぎる話を書いてしまったかな？　僕の話よりもSDGSの方が

はるかに怪しくて、しかも有害だとは確信していますので。