人が1番怖い 結局 | のらン家 病々介護中・笑って過ごせて案外幸せです

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2人の子ども(20代)とパパ ワンコとの平凡な日常。
息子はネフローゼ、娘は線維筋痛症・特発性過眠症などなど、私は重い喘息・うつ病にパニック障害
なんだか色々あるけど、のんびり笑ってます❤︎
闘病記メインで日記がわりに書いています。

こんばんは


結局1番怖いのはやっぱり人だなぁとつくづく思った出来事


家のすぐ近くで車が建物に飛び込む事故がありました

すぐ近くと言うか、車の向きが逆なら我が家に突っ込んでいてもおかしくない至近距離


過眠症の娘が二度目の睡眠中でもびっくりして飛び起きたようなものすごい衝撃音がして

私もここ最近の精神的な不調からお薬でうつらうつらしている最中 飛び上がりました


たまたま在宅していた息子が外を見て

事態を把握した瞬間

「ママ!大変〇〇に車が突っ込んだ‼︎怪我人とかいたら大変だからヘルプの合図したらすぐ来て」と叫びながら玄関から飛び出ていき

私も慌てて必要なら出られるよう準備


幸いなのか奇跡的なのか怪我人は運転していた方含めいない状況だとわかり私は緊張をときましたが

息子は被害にあった建物内の人と何やら話しつつ手伝っている内に通報を受けた警察の方が到着し

戻ってきました


が、警察の方が到着する前

運転していた高齢の方がパニクったのか車を動かそうとまたエンジンを空吹かせするのを声をかけて落ち着くよう促し とりあえずエンジンを切ってもらったり

幸いなのか車にも壊れた物やらガラスやらに当たらず無傷に見えてもびっくりしすぎて足がすくんでいたご近所さんを安全な場所に誘導したり

息子なりにできることは懸命にしたそうです


戻ってきた息子は、簡単に状況を伝えながら

びっくりして緊張をいきなり解いた事でパニック発作を起こしていた私に

ごめんね 大丈夫?

ママには負担だけど時間や日付け的に下手したら怪我人が沢山いてもおかしくなかったから

咄嗟に救命活動とか応急的な事ママならできるって思って…

とすまなそうに声をかけてくれました


親バカですが

すぐに行動でき判断もした息子はえらいなぁと思います



なんていう資格か名前は忘れた汗

医療行為はもちろんできませんが

応急手当やらの講座?で教えたりそのお手伝いをすることができる研修を受けていて

自分たちも定期的に訓練だか練習だかをしているから

高齢者が多い地域で日中の事故

慌てずに怪我したりしている人を助けなければ

沢山怪我人がいたら

慣れたり知っている人が必要

と咄嗟に私に声をかけたようです


私も医療行為はできないけれど

ある程度必要最低限のことは勉強した事がある為

バイタルチェック程度の事や止血やらは身につけています

トラブル時に冷静に対応することはうつだのパニック障害だのになってからも意識的に気を張れば可能です(その代わり気を緩めると反動で発作がでる残念さですが)


一瞬で、ご近所さんの中でそんな感じのことができる人は…隣の娘さん?お向かいのお嫁さんか?でも日中にいる可能性は低いよな?ならママだ

とかぐるっと考えたんだとか

(ちなみにどちらの人もそういう仕事してたり講習を受けているのを知っているのが田舎あるあるですね)



見て見ぬふりなんて絶対にできない

手が必要なら最大限その場で自分にできることは?と考え 実際に動けるような人に育ってくれて嬉しいな…と思いました(本格的に親バカです)


21歳になったばかりの息子がそうやって動く中

家のじいさんばあちゃん含め、ご近所さんたちなんだなんだと出てくるまではしても


息子が咄嗟に思い浮かべた方1人が偶然在宅していて、やはり駆けつけて一緒に手伝ったそうですが

それ以外の人たち


全員が息子の3倍とか生きてきた大人たち

ただただ野次馬としてわらわら見ながらスマホで撮影した人がほとんど

スマホ忘れた〜って笑いながら家に取りに行くおばさんもいた


怪我人はいないか?って聞く人すらいなかった


うちのジジイ警察来る前にスマホ撮影していて、警察来てからもまたわざわざ近づいて改めて撮影していて殴ってやろうかと思った

情け無いし恥ずかしい ありえん


事故の後 無関係な人たちが撮影して何か役にたつの?ドラレコとか監視カメラとかの代わりにたまたま撮影していた物が何かの証拠やらになるならわかる

けど…野次馬の撮影はいらないよね?

いい年した人たちが、何で車が突っ込むか意味わからないとかありえんとか

笑いながら話していたけど

今回の事故が理由は何か知らないよ?でも高齢者の運転・建物の前に並ぶ形の駐車場からそのまま突っ込んでいるのを見たら

まず、何か発作とか体調急変や踏み間違いかな?って考えるよね?

それがわからないならみんな免許持ってちゃダメじゃない?


だいたい運転してた高齢の方が狼狽えながら警察の人に事情聞かれたりしているのをわざわざ近づいて撮影する必要ないよね?


と大激怒


息子の言いたいことはすごくわかる


ご近所付き合いが深い田舎なので家の間取りや家族関係やらみんな知ってたりします

おそらく、ご近所付き合いの少ない地域に比べて皆の距離感が近いから

だれかが転んだとか、最近膝痛めているだの

誰かが入院し退院するだの

手を貸しあったりお野菜やらおすそ分けしたり

良い面もあるけれど


私が嫁いできてからずっと耐えられない 嫌だと思うのが


どこかのお宅に救急車がきたら

心配するより前に 皆が野次馬になる事

何ならご家族や搬送したり救命している消防の方にどうしたの?とかわざわざ聞きに行く人までいるんです


お風呂で滑って転んで毛布でカバーしてもらっているのを見られたくないと気遣う人は皆無


本当に親しいから心配しているのとは違うよね?って感じる野次馬現象がめちゃくちゃ嫌


実は、私 庭で転んで足を骨折した時や

意識を失うレベルの喘息発作やアナフィラキシーを起こしても 救急外来でなぜ救急車を要請しなかったの?ダメだとか怒られても

要請できない1番の理由がこれ


周りの人達には冗談ぽく

私おデブすぎるから消防士さん達に申し訳ないでしょう?だからとりあえず頓服使いながらタクシーや家族に車出してもらうの

と言ったりしていますが


あの野次馬たちに興味津々覗かれて撮影されたりする位なら、命を落とす方がマシ

その時が寿命だと思って諦める

と言う気持ちが本音

子どもたちが小さい頃は母親がまだ必要だと家族が思うなら自分で助けを呼べない状況なら判断して欲しい

ただ、私に救急車お願いする?って確認したら100%断るからね

と言う事を理由も添え、後ドナーになれるなら迷わず承諾して欲しいし、本当に危険な状況で私の反応がないなら搬送するもしないも任せる 後悔がないよう好きにして欲しい

とずっと伝えてきています


あんならんらんとした視線と興味津々にワクワクしているようにまで見える嫌な顔に囲まれてまで命を繋げなきゃいけない?そんな事になるなら

その搬送にかかる資材も人手も時間も別の人の命を守る事に使って欲しいと本気で思うんです


他人の不幸に群がって 覗きわざわざ撮影する

そんな事ができちゃう人間が1番怖いです