時計の趣味を始めた時に、メカニカルウォッチで自転車の振動に耐えられるか?  ブルベで使えるか?

ということが気になり、5216でずっと試してきましたが、現在の結果は良くないです。

 

先日、伊丹空港にいった後で妙に時間が進んでいるので、見てみると、なんと36,000BEAT=10振動の時計に変わってました!!

これはもうダメな感じです。

 

過去の経緯はこれですが、ヒゲゼンマイを交換して以降は調子が良くないです。

 

 

https://ameblo.jp/ito932/entry-12754891870.html

2022/7月の記事

 

https://ameblo.jp/ito932/entry-12758640386.html

https://ameblo.jp/ito932/entry-12758745669.html

https://ameblo.jp/ito932/entry-12758921750.html

その後の不調

https://ameblo.jp/ito932/entry-12775899876.html

https://ameblo.jp/ito932/entry-12816813228.html?

https://ameblo.jp/ito932/entry-12883958181.html

https://ameblo.jp/ito932/entry-12910771936.html

 

再度修理して挑戦したいのですが、なんせ50年前のものなので、部品を壊すと入手が困難です。

もっと現行のムーブメントで再トライすることを考えました。

 

そうすると、SEIKOのもう一つのラインである、7S26ムーブメントを考えました。

 

実は2007年に7S26を一つ購入しています。

 

 

 

ここから買いました。

 

7S26は、5206とは路線が違います。

最もシンブル、頑丈を目指したムーブメントで、なんと、手巻きも秒針ストップもついてません。

割り切っています。

 

 

 

ここでみると、7S26は1996年から出てきていて、さまざまな改良がなされ、現在もSEIKOは後継を作り続けています。

今は、進化版が4R36として発売されています。

また、OEMもしていて、NH36としても手に入ります。

 

これです。

ものすごく久しぶりです。

 

回転式ベゼルが錆びているのか、ものすごく硬いです。

 

読めますか?

7S26です。

 

開けてみます。

 

これはダイバーのケースです。

 

開きました!!

7S26Aですね。

 

さすが、50年前のものと違い、とっても綺麗です。

 

自動巻きはマジックレバーという方式です。

とてもシンプルな機構です。

 

錘も外してみました。

めちゃくちゃ綺麗です。

新しいものはいいですね!!

 

マジックレバーの全容が見えます。

上側にある穴の空いた歯車を錘が左右に回します。するとその歯車の中心から偏心して付いている、斜め右下に伸びているV字型の機構が上下に動きます。

そしてそれが当たっている、歯車をV字型の右が引いて、左が押すようになってるので、錘がどちらに回転しても、歯車を左に回転させる仕組みです。

その先にゼンマイがあります。ゼンマイは右に巻かれていきます。

 

ケースから取り出しました。

 

針も取りました。

 

文字盤も簡単に固定されています。

 

ムーブメントは樹脂製のガイドがついていて、そこにはまっているだけです。

黒の丸のところです。

5206のように固定されてません。

横からマイナスドライバーを差し入れて捻ると簡単に文字盤が取れます。

 

取れました。

 

こういう感じです。

 

中心部のC型リングを取り外せば、曜日は取れます。

 

この曜日はフランス語と英語表記ですね。

 

7S26シリーズは、クオーツ全盛になっても、電池が入手しにくい国などのためにたくさん作られてようです。

アラビア語の曜日とかもあるようです。

 

曜日を取りました!!

 

と、ここで分解ストップです。

よくみると、日付の6の左に小さいブラスネジがあります。

手持ちの工具でこれが開けられません。

 

調べてみると、

7S26A

7S26B

7S26Cとあって、Aだけプラスネジが使われているようです。

 

ここは無理せず、組み立て直して歩度調整してしばらく使ってみることにしました。

 

つづく