実家整理で出てきた、足の折れたCitizen Deluxe 1507057 ムーブメント990番

の修理のために、3つ目の部品どり個体をGetしました。

狙いは固定ネジが折れてしまって取り出せないベース、それとケース、角穴芯の三つです。

 

これです。

 

うっ、この時点でケースが微妙に違うのがわかってしまいました。

しかし使えればOKです。

 

左が、最初にGETした、部品どり。部品どりの予定が、ものが良かったためそのまま組み直してテスト中。

真ん中が、今回GETした3つ目

右が実家から掘り出したもの。

 

5140804です。1507057ではありません。

足もちょっと太いです。

 

美しく仕上げられています。

 

このムーブメントは同じ990です。しかし、21石ではなく、19石です。

同じ番号でも石数が違うんです。

テンプにちらネジがついています。実家のものとここは同じです。

 

文字盤は異なります。

 

Deluxeの分解順序は

・風防をとる

・針を外す

・裏蓋を外す

・リューズを抜く

・ムーブメントとケースを固定している2本のネジを裏から外す

そうすると、前面向けてケースから外れます。

その後で、側面二箇所のネジを緩めると、文字盤が外れます。

 

ケースです。

損傷なく美しいです。

 

果たして使えるか?

みた感じは使えそうなんですが、、、

NGでした。

復活させたい方の文字盤リングが入りません。

ケース全体は大きく見えますが、文字盤が入るところのサイズは1mmくらい小さいです。

全体的にゴツくなっています。

 

これがちらネジ付きテンプです。

これで我が家にちらネジ付きテンプが2個になりました。

きっと製造工程がかかるので、後期型からはなくなっていったのだと勝手に推測しました。

 

気になっていた2001年宇宙の旅の宇宙ステーション型歯車の様子です。

上下ともに、秒針を回しているように見えます。

なぜ、二重にする必要があったのか、わからないです。

 

想定では、二番車から二重の上を使って4番車へ伝達

4番車から二重の下を使って秒針に伝達  と思っていましたが、

実際は、二番から二重の上下を使って4番へ、同時に上下を使って秒針へ伝達のようです。

 

 

左が990 21石のもの。右が990 19石のものです。

2番車のルビーがありません。

 

ひっくり返しました。

左の写真で、中心から近い10時の位置あるルビーが、右にはありません。

その他は同じに見えます。

 

取り合えず、このベースと角穴芯を使って、ムーブメントは復活させることにします。

 

つづく